「感染症・予防接種ナビ」は、広島テレビ放送が運営しており、厚生労働科学研究「ワクチンで予防可能な疾病のサーベイランスとワクチン効果の評価に関する研究」(研究代表者・鈴木基)の 「ワクチンの有効性、安全性、啓発に関する研究」(研究分担者・岡部信彦)の研究活動の一部に協力しています。
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新型コロナウイルス感染症

2019年末頃より「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」が中国の武漢市を中心に出現し、世界中で患者数が増加しています。

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【感染症経験談】マイコプラズマ肺炎 新型コロナと似た症状も 医療機関を受診して適切な治療を

 感染症・予防接種ナビ に2020年4月に寄せられた、閲覧者からの経験談を紹介します。今回は、マイコプラズマ肺炎です。新型コロナウイルス感染症と似た症状が出ることもあり、不安を感じる人もいるようですが、適切な医療機関の受診に参考になりそうな体験談を紹介します。

 マイコプラズマ肺炎は、新型コロナウイルス肺炎と同じく非定型肺炎に分類され、特に発病初期の症状や血液検査あるいは胸部レントゲンの所見では、区別がつかないことも珍しくありません。特に、新型コロナウイルス肺炎が流行していた3月から4月にかけて、同じような症状が見られるマイコプラズマ肺炎の方については、受診の機会や診断のための検査が遅れてしまっていた可能性は否定できません。一方、延期にはなりましたが、2020年は4年に1度のオリンピック・パラリンピックの年であり、マイコプラズマ肺炎は、別名「オリンピック病」と言われるほど、4年に1度のオリンピックの年に世界的に流行すると言われています。日本においても、2016年リオオリンピックの年に流行が見られ、4年後の今年2020年は、再び大きな流行となる可能性があります。マイコプラズマ肺炎は、医療機関で短時間のうちに診断をすることが可能であり、また新型コロナウイルスと違い、ある種の抗菌薬の投与が有効な感染症です。発熱があり、咳が続き、マイコプラズマ肺炎の可能性が疑われる場合は、医療機関を受診し、検査を受けるようにしましょう。

マイコプラズマ肺炎とは

 マイコプラズマ肺炎とは、肺炎マイコプラズマを病原体とする呼吸器感染症です。初期症状は、発熱、全身倦怠、頭痛などです。特徴的な症状は咳で、初発症状発現後3〜5日から始まることが多く、乾いた咳が経過に従って徐々に増強し、解熱後も長期にわたって(3〜4週間)持続します。感染経路は、飛沫感染による経気道感染や接触感染によって伝播すると言われています。感染には濃厚接触が必要と考えられており、保育施設、幼稚園、学校などの閉鎖施設内や家庭などでの感染伝播はみられますが、短時間の曝露による感染拡大の可能性はそれほど高くはありません。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏


<おことわり> 以下で紹介する体験談は、あくまでも投稿者個人の症状や、意見です。当サイトとして内容を推奨するものではありません。

体験談1 熱はさほど無いが咳と倦怠感

 36歳の方で、保育園に通うお子さんから感染したと推測されています。咳とのどの痛みから発症し、ひどい咳と倦怠感があったようです。内科で血液検査、レントゲンなどの結果、マイコプラズマ肺炎と診断されました。

【経験談】
 マイコプラズマ肺炎患者。基本熱無し。
 3/13(金)なんとなく急に咳き込むことが増える。のど飴と市販風邪薬で対処。
 3/18(水)咳が収まらず、胃から食べたものを出しそうになる勢いの咳き込み様になり始めて内科受診。咳止め処方。
 3/23(月)週末もずっと寝込む。熱はさほど無いが倦怠感あり、違う内科受診。血液検査、レントゲン、尿検査する。違う抗生物質と咳止め処方。
 3/26(木)結果を聞きに再受診。数値の結果から「マイコプラズマ肺炎」と診断。肺に白い影あり。白血球値も酸素濃度も低くなく、薬で様子見。
 3/27(金)、3/28(土)はじめて熱が37度代に。倦怠感あり。
 3/29(日)急に体が楽になる。食欲もある。咳は続く。咳のし過ぎで脇がかなり痛い。
 3/30(月)再診。肺の違う部分が白くなっているとのこと。さらに3日分抗生物質と咳止め処方で様子見。

体験談2 新型コロナPCR検査は陰性 マイコプラズマの反応と新型コロナとは違う肺炎のレントゲン写真

 39歳の方で、感染経路は不明。のどの痛みと咳、倦怠感のあと、発熱したようです。新型コロナウイルス感染症の目安に従い、発熱4日目でPCR検査を実施、陰性となりましたが、マイコプラズマの反応と新型コロナとは違う肺炎のレントゲン写真が撮れたため、マイコプラズマ肺炎と診断されました。

【経験談】
 私の奥さんが感染。
 4/4(土) 特になにも異常はなし。近所の公園で子どもと遊んでいた。
 4/5(日)夜 急に喉が痛いと言い出す。
 4/6(月) 咳が出始める。1日仕事に行き、帰宅後に倦怠感が起きているが発熱はなし。
 4/7(火) 咳はひどくなる一方。休めと言ったがそのまま仕事へ。発熱はまだなかった。その日の夜、急に37.5℃の発熱。
 4/8(水) 熱はあまり下がらす。その日は近所の内科に行く。そこで、風邪と診断され咳止めと頓服薬を処方される。夜中にまた熱が38℃以上に上がる。咳も痰を絡んでひどくなる。
 4/9(木) 薬が効いてる間は咳と熱は落ち着く。熱が出て3日目。新型コロナの疑いもあったので自分も仕事を休み1日様子を見る。薬がきれると39℃台まで上がる。
 4/10(金) 発熱4日目。近所の内科に相談して新型コロナのガイドライン通りにPCR検査ができる病院で検査を受けたところ、コロナは陰性。マイコプラズマの反応と新型コロナとは違う肺炎のレントゲン写真が撮れたため、マイコプラズマ肺炎と診断された。
 4/18現在、微熱が続いたままだがどうにか自分で動ける程度に回復。しかし、咳は相変わらず酷いまま。最長1ヶ月は肺炎の症状は治まらないとの事。咳が出ている間はキャリアのままだと他のネット情報にも記載されているので、来週4/20から仕事に復帰するつもりだったらしいが、止めてもらう。
 コロナの影響で子供はお休みのため部屋を隔離し、家事全般は親に任せているが、子どもはママが恋しいため、目を離すとすぐに会いにいってしまうのでなかなか大変。家族感染は私も含め起こりうるなと思ってはおります。

体験談3 お子さんの例 姉弟で感染?

 8歳6ヶ月のお子さんで、2歳年上のお姉ちゃんから感染したと思われる事例です。昼頃から急に元気がなくなり、その後数日にわたって高熱が出たり下がったりを繰り返していたようです。1,2の体験談と同様に、最初の診断ですぐにマイコプラズマと診断されておらず、保護者の方がマイコプラズマを疑い、違う病院に変えられています。

【経験談】
 こちらの皆様の経験談は、かなり参考になり目安となり、心に余裕を持てました。娘、息子の経験がお役に立てますように。
 2歳年上の姉が3週間前に同じような症状がありました。
 姉の場合↓↓↓↓↓
 1日目 喉に違和感。
 2日目 喉の痛み。
 3日目 咳が出始め、夜中に38.5の発熱。
 4日目 病院受診、風邪と診断 37.0〜37.9。
 5日目 36.9〜38.6 昼から熱が上がる。
 6日目 36.9〜38.5 小児科受診 気管支炎とのこと。
 7日目 咳はあるが昨夜よりは眠れている様子 36.1〜38.1 やはり昼から熱が上がる。
 8日目 朝は平熱36.0、昼から37.2。
 9日目 終日 36.0〜36.6。
 10日目 終日 平熱 喉の痛みもやわらいだ。
 11日目 咳もおさまってきた。

 弟の場合↓↓↓↓↓
 発症日→2020年4月5日
 1日目《4月5日》 1日目、昼から急に元気がなくなる。
  9時 36.2
  13時半 37.2
  16時半 38.7
  18時半 39.1
  22時 38.3 呼吸も荒く辛そうな為、カロナール服用。
 2日目《4月6日》 咳なし頭痛が1時間くらいあった。
  6時 36.8
  11時半 36.7 病院受診 風邪と診断、喉の赤みなし、咳もなし。
  13時半 37.9
  21時 36.6
  23時くらいから呼吸が早く体も熱かった、おおよそ38.5。
 3日目《4月7日》 咳が出始める。
  1時半 まだ体も手足も熱かった。
  4時半 触った様子だと平熱、夜中に汗をかいたようだったので着替えた。呼吸も安定している。一日中、平熱で元気いっぱい。
 4日目《4月8日》 昼から熱が上がる。
  午前中 元気いっぱい。
  16時 38.4
  16時半 38.6
  19時 38.8 カロナール服用、食欲なし。
  19時40分 汗をかき始める。三回ほど着替え。
 5日目《4月9日》 熱あり、咳が酷くなる。夕食も普段通り食べ、熱も落ち着いた。
  1時半 少しずつ熱くなる。
  3時 先程より呼吸は安定、手足も温かい。
  6時 38.1
  11時 37.2 食欲あり。
  13時 38.8
  16時半 39.1 カロナール服用 おやつを食べる元気はある。
  18時 37.6
 6日目《4月10日》
  2時 37.8
  7時 37.0
  11時 37.2 病院受診 まだ様子見で気管支炎と診断。気管支を広げる薬を処方される。
  17時半 37.8
 7日目《4月11日》 咳が酷く熱の上がり下がりがある為、マイコプラズマを疑い、レントゲンのある小児科の病院を受診。
  7時 37.0
  8時半 36.4
  10時 36.5 病院を変え受診。マイコプラズマではないか?と診断。検査はしていない。肺に白いモヤ 今は気管支炎の状態。抗生剤をもらい飲み始める。
  終日 36.5〜37.0 元気で食欲もある。
 8日目《4月12日》 熱はあるものの食欲と元気がもどりつつある。昨夜から起床まで平熱で呼吸も安定している。元気で食欲もある。
  10時 38.0
  14時 37.9
  18時 38.3
  20時 38.1
  23時 38.0
 9日目《4月13日》 高熱が出たら受診するように言われた為受診。
  10時 36.9 受診 様子見とのこと。
  寝るまで37.0だったが寝る前は37.9 夜中に汗をたくさんかき3回ほど着替えをする。
 10日目《4月14日》
  一日中、平熱の35.9 まだ体力が回復していないので、午前中4時間と午後2時間は寝ていた。まだ咳は出るが、回数は減ってきた。本人も、やっと治った!と言っていたので体が回復してきた様子。
 11日目《4月15日》
  一日中、平熱35.9。午前中寝なくても体力がもつまでに回復。
 そして、私が昨日から軽い頭痛と咳が出始める。耳鼻科にて、マイコプラズマ対策に抗生剤を処方される。
 今回、初めてマイコプラズマになりましたがこんなにも熱が長引き、あがったりさがったりを繰り返すものだとは知りませんでした。時期的に、新型コロナが流行っている為、かなり心配しましたが、こちらでの皆様の経験談と照らし合わせ、病院を変えて受診するきっかけになりました。ありがとうございます。

体験談4 明らかな症状が出ない例

 24歳の方です。最近のコロナの影響で、出勤時に体温を測るようになたっため、異変に気付いた例です。微熱以外に明らかな症状がなかったのが特徴で、検査によりマイコプラズマ肺炎の陽性が判明しました。

【経験談】
 24歳。自覚症状はなし。ただ、最近のコロナの影響で出勤時体温を測ることになり、測ってみたら37.5の熱が出ていた。その日は帰宅し、しばらく休んで様子を見て継続的に家で体温を測っていたが、平熱の36度台を示すことも多く、そのうちの数回37度台を出す程度だった。
 4日目に検査を行い、マイコプラズマ肺炎が陽性と分かり、薬を処方してもらった。
 その後も、咳やのどの痛みと言った症状はなく、熱が出たり出なかったりを発症してから一週間以上続いている。熱は高くても37.6が最高で変動も激しく、治ったと思っても、もともと症状もないので判断が難しい。朝の体温測定が無ければ気付くこともなかったと思う。
 他の経験談を見ても、こんなにも明らかな症状が出ないのは稀だと思ったので投稿しました。


その他の経験談は、こちらからご覧ください。
【経験談】マイコプラズマ肺炎|感染症・予防接種ナビ (https://kansensho.jp/loc/location.html?page=exp%2Findex.html%3Fid%3D32%26pref%3D0&ssl=on)
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注意してほしい感染症

2020年5月期

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
咽頭結膜熱
手足口病

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

過去5年間の同時期との比較

インフルエンザ
咽頭結膜熱
溶連菌感染症
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発しん
百日咳
ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
マイコプラズマ肺炎
情報元:IDWR2020年第19週(2020年5月4日〜2020年5月10日)

流行の様子

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 咽頭結膜熱 手足口病
 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

発熱・鼻水・のどの痛み・咳などといった、風邪のような症状から始まります。また、頭痛や強い倦怠感などが良く見られる症状です。下痢や味覚・嗅覚障害を伴うことも少なくはありません。症状の続く長さ(期間)については、風邪やインフルエンザと比べて長いという特徴があるようです。中国のデータによると、患者の8割は軽症で治癒するようです。一方、2割弱の患者では、肺炎の症状が強くなり、入院して酸素投与などの治療が必要になることがあります。重症化する場合は、発症から1週間前後で発熱や呼吸困難などの症状が悪化し、場合によっては人工呼吸器による管理が必要となる例も見られています。特に発症から10日間前後は、病勢が進行していく場合が多いですから、最初は軽症であると思っても、慎重な経過観察が必要です。
新型コロナウイルス感染症で重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある方と言われています。中国CDCのデータによると、高齢者ほど致死率が高くなることが示されています。厚生労働省が示している「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」にあるように、こういった方は一般の方よりも早めに、帰国者・接触者相談センターに相談しましょう。
コロナウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染です。原則として空気感染はありません。最も重要な対策は、咳エチケットと手洗い・アルコール消毒など手指衛生を徹底することです。手洗いが大切な理由は、ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があるからです。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。また、感染拡大を防ぐため、人と人との距離を保つことが重要です。専門家会議によると、これまで集団感染が確認された場所に共通するのは、
(1)換気の悪い密閉空間
(2)多くの人が密集していた
(3)近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた
という3つの条件(3つの密)が同時に重なった場所です。こうした場所ではより多くの人が感染していたと考えられます。これらの3つの条件が同時に揃う場所や場面をできるだけ予測し、避ける行動をとりましょう。また、これら3つの条件がすべて重ならないまでも、1つまたは2つの条件があれば、なにかのきっかけで3つの条件が揃うことがあります。3つの条件ができるだけ同時に重ならないようにすることが対策となります。
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

溶連菌感染症の症状が疑われる場合は、速やかにかかりつけ医を受診しましょう。溶連菌感染症と診断され、抗菌薬が処方された場合は、医師の指示に従うことが重要です。途中で抗菌薬をやめた場合、病気の再燃や糸球体腎炎などの合併症を来すことが知られています。
溶連菌感染症は、学童期の小児に最も多く、3歳以下や成人では典型的な症状が現れることは少ないといわれています。症状としては2〜5日の潜伏期間を経て、38度以上の発熱と全身倦怠感、のどの痛みによって発症し、しばしばおう吐を伴います。
また、舌にイチゴのようなぶつぶつができる「イチゴ舌」の症状が現れます。まれに重症化し、全身に赤い発しんが広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」になることがあります。また、十分な抗菌薬の投与による治療をおこなわないと、リウマチ熱や急性糸球体腎炎などを引き起こすことが知られています。
主な感染経路は、発症者もしくは保菌者(特に鼻咽頭部に保菌している者)由来の飛沫による飛沫感染と濃厚な直接接触による接触感染です。物品を介した間接接触による感染は稀とされていますが、患者もしくは保菌者由来の口腔もしくは鼻腔由来の体液が明らかに付着している物品では注意が必要です。発症者に対しては、適切な抗菌薬による治療が開始されてから48時間が経過するまでは学校、幼稚園、保育園での集団生活は許可すべきではないとされています。
情報元:IDWR2020年第19週(2020年5月4日〜2020年5月10日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

咽頭結膜熱

咽頭結膜熱は、別名プール熱とも呼ばれています。例年、6〜7月と12月を中心に流行のピークを迎えます。発熱、咽頭炎(咽頭発赤、咽頭痛)、結膜炎(結膜充血、眼痛、流涙、眼脂)の3つが主な症状です。通常感染してからの潜伏期間は5〜7日。症状がある期間は3〜5日といわれています。咽頭結膜熱の感染経路は、主に接触感染です。また、飛沫感染もあります。
原因ウイルスは、アデノウイルスで、感染力は強力です。直接接触だけではなくタオル、ドアの取っ手、階段やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタン等の不特定多数の人が触る物品を介した間接接触でも感染が広がります。
アデノウイルスは、環境中で数日間活性を保っているため、施設やご家庭などで患者が発生している場合は、皆がよく手を触れるものを中心に消毒を行うことも重要な感染対策となります。
なお、プール熱という名前の方が一般的に知られるようになり、プールに入ったら感染してしまうなどというイメージを持っている方もいらっしゃいますが、残留塩素濃度の基準を満たしているプールの水を介して感染することはほとんどありません。
情報元:IDWR2020年第19週(2020年5月4日〜2020年5月10日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

手足口病

手足口病は、主に夏季に流行する感染症で、例年7月頃に流行のピークを迎えています。年齢別にみると5歳以下が流行の中心であり、感染症発生動向調査の小児科定点医療機関からの報告によると、2歳以下からの報告数が全体の約半数を占めています。
従来のCA16およびEV71による手足口では、3〜5日間の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2〜3mmの水疱性発疹が出現してきます。発熱は約3分の1に認められますが軽度であり、高熱が続くことは通常はありません。通常は3〜7日の経過で軽快し、水疱の跡が痂皮(かさぶた)となることもありません。
一方、近年みられるようになったCA6による手足口病では、水疱が5mm程度と大きく、四肢末端に限局せずに前腕部から上腕部、大腿部から殿部と広範囲に認められ、発熱も39℃を上回ることも珍しくなく、水痘との鑑別が困難な例もあります。また、手足口病を発症して治癒した後に、数週間を経て上下肢の爪が脱落する爪甲脱落症をきたす場合があり、CA6を原因とする手足口病の特徴となっています。感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染があげられます。保育園や幼稚園などの乳幼児施設においての流行時の感染予防は手洗いの励行と排泄物の適正な処理が基本となります。
情報元:IDWR2020年第19週(2020年5月4日〜2020年5月10日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
びせいぶつ芸能社
風疹ゼロプロジェクト
「水ぼうそう・帯状疱疹」ホントのところ

予防接種トピックス

感染症発生動向調査による小児科定点(約3,000か所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000か所)からの報告数に基づいたデータ解析によります。
感染症発生動向調査とは(厚生労働省ホームページより)
すこやか201 知ってアクション!感染症の予防
すこやか2019 知ってアクション!感染症の予防

予防接種スケジュール

※国立感染症研究所サイト

インフルエンザ情報

情報元:日本医師会、日本薬剤師会、日本大学薬学部、(株)EMシステムズ
※今シーズンのコメントの更新は今回が最後となります インフルエンザ 患者数は8週連続で減少 インフルエン ザの流行は収束を迎えつつある (更新:2020/3/26) インフルエンザの1週間当たりの推定患者数は約2万人と なり、・・・
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※今シーズンのコメントの更新は今回が最後となります インフルエンザ 患者数は8週連続で減少 インフルエン ザの流行は収束を迎えつつある (更新:2020/3/26) インフルエンザの1週間当たりの推定患者数は約2万人と なり、8週連続で減少しました。また、週明けの月曜日の 推定患者数は約3千人と前週の月曜日の値を下回っており インフルエンザの患者数は更に減少していくものと予想さ れます。1週間当たりの患者数は全国的な流行の指標であ る3万人を下回って2万人であり、インフルエンザの流行 は収束を迎えつつあります。 (監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長・国立感染 症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏)
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