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感染症・予防接種ナビは、平成28年度日本医療研究開発機構研究費(医薬品等規制調和・評価研究事業)「ワクチン接種と稀ながら発生する副反応に関する研究」(研究代表者・多屋馨子)の 「ホームページを活用した予防接種後副反応アンケート調査」(研究分担者・安井良則)の研究活動に協力しています。

感染症ニュース

溶連菌感染症の患者報告数増加 例年冬のピークは12月 発熱やのどの痛みからはじまる症状に注意を

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は、2〜5日の潜伏期間を経て、突然の38度以上の発熱と全身倦怠感、のどの痛みによって発症し、しばしばおう吐を伴います。2017年11月27日〜12月3日(第48週)の溶連菌感染症の定点当たり報告数が増加しています。

 例年、冬のピークは12月です。上記症状がある場合はすみやかにかかりつけ医を受診しましょう。溶連菌感染症は、幼稚園、学校や家庭など、集団で感染することが多い感染症です。

地域別情報

 2017年11月27日〜12月3日(第48週)の速報データ・定点当たり報告数の多い順 
 ・鳥取県
 ・北海道
 ・山形県
 ・福岡県
 ・埼玉県

症状

 溶連菌感染症は、学童期の小児に最も多く、3歳以下や成人では典型的な症状が現れることは少ないといわれています。

 症状としては2〜5日の潜伏期間を経て、突然の38度以上の発熱と全身倦怠感、のどの痛みによって発症し、しばしばおう吐を伴います。

 また、舌にイチゴのようなぶつぶつができる「イチゴ舌」の症状が現れます。まれに重症化し、全身に赤い発疹が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」になることがあります。また、十分な抗菌薬の投与による治療をおこなわないと、リウマチ熱や急性糸球体腎炎などを引き起こすことが知られています。

治療

 治療にはペニシリン系の抗菌薬やセフェム系抗菌薬の投与が推奨されており、投与期間はペニシリン系の場合は10日間、セフェム系の場合は5日間が推奨されています。

感染経路

 溶連菌感染症は、発症者の咳やくしゃみなどによる「飛沫感染」、細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」によってうつります。

予防

 予防のためのワクチンは、まだ実用化されていません。

 予防には、手洗い、咳エチケットなどが有効です。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
感染症ニュース一覧
予防接種における間違いを防ぐために

注意してほしい感染症

2017年12月期

インフルエンザ
ノロウイルス感染症
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
咽頭結膜熱

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

過去5年間の同時期との比較

インフルエンザ
咽頭結膜熱
溶連菌感染症
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発しん
百日咳
ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
マイコプラズマ肺炎
情報元:IDWR2017年第48週(2017年11月27日〜2017年12月3日)

流行の様子

インフルエンザ(季節性) ノロウイルス感染症 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 咽頭結膜熱
 

インフルエンザ(季節性)

既に全国的な流行開始となっています。12月は更に流行拡大が予想されます。インフルエンザは、1〜4日間の潜伏期間を経て、突然に発熱(38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが出現し、鼻水・咳などの呼吸器症状がこれに続きます。通常は1週間前後の経過で軽快しますが、いわゆる「かぜ」と比べて全身症状が強いのが特徴です。主な感染経路は、くしゃみ、咳、会話等で口から発する飛沫による飛沫感染です。他に接触感染もあるといわれています。インフルエンザの予防には、予防接種を受けることが有効です。予防接種を受けることで、発症率、重症化率の低減につながると言われています。インフルエンザの感染対策とてしては、飛沫感染対策として、咳エチケット。接触感染対策としての手洗いの徹底が重要であると考えられますが、たとえインフルエンザウイルスに感染しても、全く無症状の不顕性感染例や臨床的にはインフルエンザとは診断し難い軽症例が存在します。これらのことから、特にヒト−ヒト間の距離が短く、濃厚な接触機会の多い学校、幼稚園、保育園等の小児の集団生活施設では、インフルエンザの集団発生をコントロールすることは、困難であると思われます。
情報元:日本医師会、日本薬剤師会、日本大学薬学部、(株)EMシステムズ
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

ノロウイルス感染症

例年12月流行のピークとなっています。昨年ほど大きな流行とはならないと予想されますが、今後も注意が必要です。
ノロウイルス感染症の主な症状は、はき気、おう吐及び下痢です。通常は便に血液は混じりません。あまり高い熱とならないことが多いです。小児ではおう吐が多く、おう吐・下痢は一日数回からひどい時には10回以上の時もあります。感染してから発病するまでの潜伏期間(せんぷくきかん)は 1〜2 日です。ノロウイルスにはワクチンもなく、その感染を防ぐことは簡単ではありません。そして特に子ども達や高齢者には簡単に感染して発病します。最も重要で、効果的な予防方法は「流水・石けんによる手洗い」です。

情報元:日本学校保健会
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

例年、12月は夏に次ぐもう一つの流行のピークとなる時期です。ご注意を!
溶連菌感染症は、子どもがかかりやすく、発疹が出る感染症です。主な感染経路は、発症者もしくは保菌者(特に鼻咽頭部に保菌している者)由来の飛沫による飛沫感染と濃厚な直接接触による接触感染です。物品を介した間接接触による感染はまれですが、患者、保菌者由来の口腔、もしくは鼻腔由来の体液が明らかに付着している物品では注意が必要です。予防のためのワクチンはまだ実用化されていません。予防には、手洗い、咳エチケットなどが有効です。
情報元:IDWR2017年第48週(2017年11月27日〜2017年12月3日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

咽頭結膜熱

例年12月に流行のピークとなりますが、過去10年間の同時期としては、最も大きい流行となっています。十分ご注意ください。 咽頭結膜熱の感染経路は、主に接触感染や飛沫感染です。原因ウイルスは、アデノウイルスで、感染力は強力です。直接接触だけではなくタオル、ドアの取っ手、エレベーターのボタン等の不特定多数の人が触る物品を介した間接接触でも感染が広がります。通常感染してからの潜伏期間は5〜7日。症状がある期間は3〜5日といわれています。アデノウイルスは、環境中で数日間活性を保っているため、施設やご家庭などで患者が発生している場合は、皆がよく手を触れるものを中心に消毒を行うことも重要な感染対策です。
情報元:IDWR2017年第48週(2017年11月27日〜2017年12月3日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
「水ぼうそう・帯状疱疹」ホントのところ

予防接種トピックス

感染症発生動向調査による小児科定点(約3,000か所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000か所)からの報告数に基づいたデータ解析によります。
感染症発生動向調査とは(厚生労働省ホームページより)
すこやか2017 知ってなっ得!感染症の予防

予防接種スケジュール

※国立感染症研究所サイト

インフルエンザ情報

情報元:日本医師会、日本薬剤師会、日本大学薬学部、(株)EMシステムズ
インフルエンザ推定患者数急増10万人超に
  今後もさらに患者数増加と予想(更新:12/13)
 都道府県別では、鳥取県、鹿児島県を除く45都道府県 で前週の値よりも増加がみられています。
 特に14歳以下の・・・
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インフルエンザ推定患者数急増10万人超に
  今後もさらに患者数増加と予想(更新:12/13)
 都道府県別では、鳥取県、鹿児島県を除く45都道府県 で前週の値よりも増加がみられています。
 特に14歳以下の年齢群が流行の中心となっています。
 今シーズンこれまでのインフルエンザ患者由来検体から 検出されたインフルエンザウイルス(399検体解析)か ら、AH1pdmの割合の増加が続いています。 監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長・国立感染症 研究所感染症疫学センター客員研究員・安井良則
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