感染症ニュース

梅毒 治療法や予防 一度梅毒になったからといって再感染を予防できるわけではない

この記事は、厚生労働省ウェブサイト「梅毒に関するQ&A」http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.htmlから引用しています。

Q5 どのような治療が行われますか?


A5 一般的には、外来で処方された抗菌薬を内服することで治療します。内服期間等は病期により異なり、医師が判断します。病変の部位によっては入院のうえ、点滴で抗菌薬の治療を行うこともあります。医師が治療を終了とするまでは、処方された薬は確実に飲みましょう。性交渉等の感染拡大につながる行為は、医師が安全と判断するまではひかえましょう。また、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

Q6 どのようにすれば感染を予防できますか?


A6 感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があるため、コンドームを使用しても、100%予防できると過信はせず、皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。

Q7 無事に治療が終わりました。一度梅毒になったので、もう免疫があると考えてよいですか?


A7 梅毒の感染は、医師が検査で血液中の免疫(抗体)を確認して判断をします。感染した人の血液中には、一定の抗体がありますが、再感染を予防できるわけではありません。このため、適切な予防策(コンドームの使用、パートナーの治療等)が取られていなければ、再び梅毒に感染する可能性があります。

出典:「梅毒に関するQ&A」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html
感染症ニュース一覧
予防接種における間違いを防ぐために

注意してほしい感染症

2018年6月期

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
咽頭結膜熱
手足口病ヘルパンギーナ
RSウイルス感染症

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

過去5年間の同時期との比較

インフルエンザ
咽頭結膜熱
溶連菌感染症
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発しん
百日咳
ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
マイコプラズマ肺炎
情報元:IDWR2018年第23週(2018年6月4日〜2018年6月10日)

流行の様子

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 咽頭結膜熱 手足口病 ヘルパンギーナ
RSウイルス感染症
 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

例年4月から患者数が増加傾向となり、6月頃にピークを迎えています。6月〜7月末の流行は、1年で患者数が最も多くなります。溶連菌感染症は、子どもがかかりやすく、発疹が出る感染症です。主な感染経路は、発症者もしくは保菌者(特に鼻咽頭部に保菌している者)由来の飛沫による飛沫感染と濃厚な直接接触による接触感染です。物品を介した間接接触による感染はまれですが、患者、保菌者由来の口腔、もしくは鼻腔由来の体液が明らかに付着している物品では注意が必要です。予防のためのワクチンはまだ実用化されていません。予防には、手洗い、咳エチケットなどが有効です。
情報元:IDWR2018年第23週(2018年6月4日〜2018年6月10日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

咽頭結膜熱

例年4月から患者数が増加し、6〜7月に流行のピークを迎えます。咽頭結膜熱は、別名プール熱とも呼ばれています。例年、流行のピークは6月です。発熱、咽頭炎(咽頭発赤、咽頭痛)、結膜炎(結膜充血、眼痛、流涙、眼脂)の3つが主な症状です。通常感染してからの潜伏期間は5〜7日。症状がある期間は3〜5日といわれています。咽頭結膜熱の感染経路は、主に接触感染です。また、飛沫感染もあります。
原因ウイルスは、アデノウイルスで、感染力は強力です。直接接触だけではなくタオル、ドアの取っ手、階段やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタン等の不特定多数の人が触る物品を介した間接接触でも感染が広がります。
アデノウイルスは、環境中で数日間活性を保っているため、施設やご家庭などで患者が発生している場合は、皆がよく手を触れるものを中心に消毒を行うことも重要な感染対策となります。 なお、プール熱という名前の方が一般的に知られるようになり、プールに入ったら感染してしまうなどというイメージを持っている方もいらっしゃいますが、残留塩素濃度の基準を満たしているプールの水を介して感染することはほとんどありません。
情報元:IDWR2018年第23週(2018年6月4日〜2018年6月10日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

手足口病

手足口病は、主に夏季に流行する感染症で、例年7月頃に流行のピークを迎えています。年齢別にみると5歳以下が流行の中心であり、感染症発生動向調査の小児科定点医療機関からの報告によると、2歳以下からの報告数が全体の約半数を占めています。
従来のCA16およびEV71による手足口では、3〜5日間の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2〜3mmの水疱性発疹が出現してきます。発熱は約3分の1に認められますが軽度であり、高熱が続くことは通常はありません。通常は3〜7日の経過で軽快し、水疱の跡が痂皮(かさぶた)となることもありません。
一方、近年みられるようになったCA6による手足口病では、水疱が5mm程度と大きく、四肢末端に限局せずに前腕部から上腕部、大腿部から殿部と広範囲に認められ、発熱も39℃を上回ることも珍しくなく、水痘との鑑別が困難な例もあります。また、手足口病を発症して治癒した後に、数週間を経て上下肢の爪が脱落する爪甲脱落症をきたす場合があり、CA6を原因とする手足口病の特徴となっています。感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染があげられます。保育園や幼稚園などの乳幼児施設においての流行時の感染予防は手洗いの励行と排泄物の適正な処理が基本となります。
情報元:IDWR2018年第23週(2018年6月4日〜2018年6月10日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

RSウイルス感染症

報告数
北海道
117
青森
9
岩手
16
宮城
38
秋田
10
山形
12
福島
30
茨城
10
栃木
15
群馬
7
埼玉
31
千葉
18
東京
51
神奈川
34
新潟
58
富山
11
石川
4
福井
14
山梨
0
長野
8
岐阜
5
静岡
5
愛知
18
三重
8
滋賀
1
京都
13
大阪
45
兵庫
14
奈良
1
和歌山
1
鳥取
5
島根
9
岡山
4
広島
19
山口
41
徳島
2
香川
5
愛媛
7
高知
0
福岡
51
佐賀
10
長崎
15
熊本
10
大分
8
宮崎
11
鹿児島
19
沖縄
124
昨年と同様、7月から増加の可能性も 6月から注意が必要です。
RSウイルス感染症は、病原体であるRSウイルスが伝播することによっておこる呼吸器感染症です。潜伏期間は2〜8日、一般的には4〜6日で発症します。多くの場合は軽い症状ですみますが、重い場合には咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。
特に気をつけなければならないのが、生後数週間から数か月の赤ちゃんがRSウイルスに感染することです。感染すると、気管支炎、肺炎などを起こすことがあり、1〜3%が重症化すると言われています。RSウイルス感染症の感染経路はインフルエンザと同様、飛沫感染や接触感染です。RSウイルス感染症のワクチンはまだ実用化されていません。予防法は、手洗い、咳エチケットなどが有効です。RSウイルス感染症には特効薬はありません。治療は症状を和らげる対症療法になります。
情報元:IDWR2018年第23週(2018年6月4日〜2018年6月10日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患です。その大多数はエンテロウイルス属に属するウイルスに起因し、主にコクサッキーウイルスA群である場合が多いですが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスで発症する場合もあります。
日本では、毎年5月頃から増加し始め、7月頃にかけてピークとなり、8月頃から減少を始め、9〜10月にかけてほとんど見られなくなります。
感染経路は接触感染を含む糞口感染と飛沫感染です。急性期にもっともウイルスが排泄され感染力が強いですが、エンテロウイルス感染としての性格上、回復後にも2〜4週間の長期にわたり便からウイルスが検出されることがあります。
情報元:IDWR2018年第23週(2018年6月4日〜2018年6月10日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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「水ぼうそう・帯状疱疹」ホントのところ

予防接種トピックス

感染症発生動向調査による小児科定点(約3,000か所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000か所)からの報告数に基づいたデータ解析によります。
感染症発生動向調査とは(厚生労働省ホームページより)
すこやか201 知ってアクション!感染症の予防

予防接種スケジュール

※国立感染症研究所サイト

インフルエンザ情報

情報元:日本医師会、日本薬剤師会、日本大学薬学部、(株)EMシステムズ
4月23〜29日のインフルエンザ推定患者数は減少 大型連休によって患者数は更に減少し、流行は収束にむか うと予想(更新:2018年5月1日) 4月23〜29日のインフルエンザの推定患者数は、 約3.8万人と大きく減少しまし・・・
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4月23〜29日のインフルエンザ推定患者数は減少 大型連休によって患者数は更に減少し、流行は収束にむか うと予想(更新:2018年5月1日) 4月23〜29日のインフルエンザの推定患者数は、 約3.8万人と大きく減少しました。4月30日〜5月6 日は、大型連休期間であり、インフルエンザの患者数は更 に大きく減少し、流行は収束に向かっていくものと予想さ れます。今シーズンのコメントは、今回で終了となります (監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長・国立感染 症研究所感染症疫学センター客員研究員安井良則)
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