「感染症・予防接種ナビ」は、広島テレビ放送が運営しており、厚生労働科学研究「ワクチンで予防可能な疾病のサーベイランスとワクチン効果の評価に関する研究」(研究代表者・鈴木基)の 「ワクチンの有効性、安全性、啓発に関する研究」(研究分担者・岡部信彦)の研究活動の一部に協力しています。
子育てに欠かせない「正しく信頼できる」感染症情報の発信と予防接種の啓発を、公的機関や専門医の監修と取材協力のもと、分かりやすく伝えるサイトです。
国民の皆様が「正しく知って正しくアクション」することを願っています。

新型コロナウイルス感染症

2019年末頃より「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」が中国の武漢市を中心に出現し、世界中で患者数が増加しています。

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感染症ニュース

【感染症ニュース】新型コロナウイルス感染症 今日の行動が1週間後の感染状況を左右します

 全国的に感染の拡大に歯止めがかからない状況です。現在、発症している人の多くは、年末年始に帰省や会食などで普段会わない人との接触によって感染したと見られ、ウイルスが全国各地に拡散している状態です。

ひっ迫する医療の現状

 大阪では、70代と高齢であっても入院することが出来ず、自宅待機中でも呼吸困難にならなければ入院できない程、私たちの想像をはるかに超えて医療の現場はひっ迫しています。限定的な感染対策をする時期は過ぎ、もはや市中感染とも言える危機的状況にあると思われます。

感染者数を減らすためにできること

 今、私たちにできる唯一のことは、「誰もが感染していると思って行動を控える」ことだけです。流行のピークを迎えている今、新規感染者を減らすことは決して簡単なことではありません。自分だけは感染しないと思っていませんか。ウイルスは人が動かします。自分が感染しないことが周囲の大切な人たちを守ることに繋がります。今こそ、私たち一人ひとりの自覚と危機管理意識が問われています。

感染リスクが高まる5つの場面

 新型コロナウイルス感染症対策分科会より感染リスクが高まる「5つの場面」が提言されています。

 【場面1】飲酒を伴う懇親会等
 【場面2】大人数や長時間におよぶ飲食
 【場面3】マスクなしでの会話
 【場面4】狭い空間での共同生活
 【場面5】居場所の切り替わり

全ての場面でこれからも引き続き守ってほしいこと

 ・基本はマスク着用や三密回避。室内では換気を良くして。
 ・集まりは、少人数・短時間にして。
 ・大声を出さず会話はできるだけ静かに。
 ・共用施設の清掃・消毒、手洗い・アルコール消毒の徹底を。

最後に

 感染者を必要以上に非難・批判したり、差別的に扱うことは、感染状況の調査に悪影響を与えるだけでなく、社会的な息苦しさや不必要な不安を生み出すことになるため、やめましょう。

感染症予防接種ナビでは、新型コロナウイルス感染症の経験談を募集しています。

引用:内閣官房「感染リスクの高まる『5つの場面』」年末年始特設サイト

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
感染症ニュース一覧
予防接種における間違いを防ぐために

注意してほしい感染症

2021年1月期

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
インフルエンザ(季節性)
ウイルス性胃腸炎
溶連菌感染症

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

過去5年間の同時期との比較

インフルエンザ
咽頭結膜熱
溶連菌感染症
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発しん
百日咳
ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
マイコプラズマ肺炎
情報元:IDWR2021年第53週(2020年12月28日〜2021年1月3日)

流行の様子

インフルエンザ(季節性) ノロウイルス感染症 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
 

インフルエンザ(季節性)

現時点では、国内のインフルエンザの感染者数は、例年と比べて非常に少ない状態が続いていますが、例年冬期はインフルエンザが流行していることから、感染者発生の動向については注意しましょう。
また、新型コロナウイルス感染症と同時流行させないために、例年以上に徹底した感染対策が必要です。
インフルエンザの主な感染経路は、くしゃみ、咳、会話等で口から発する飛沫感染で、接触感染もあるといわれています。インフルエンザを予防する有効な方法としては、1) 流行前のワクチン接種、2) 外出後の手洗い、3)適度な湿度の保持、4) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、5)人混みや繁華街への外出を控える、等があります。
情報元:日本医師会、日本薬剤師会、日本大学薬学部、(株)EMシステムズ
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

ノロウイルス感染症

ノロウイルス感染症・ロタウイルス感染症に代表されるウイルス性胃腸炎は冬期に流行する感染症です。例年と比べて感染者数は低く推移していますが、今後の推移に注意が必要です。
ノロウイルス感染症もロタウイルス感染症も有効的な治療法がなく、吐き気止めや整腸剤などの薬を使用する対症療法が一般的です。間接的な接触感染によって広範囲に伝搬しやすい特徴があるため、感染予防策として、流水・石鹸による手洗いが重要です。また、ウイルスの正しい対応方法として、感染源である嘔吐物や下痢便の適切な処理にも注意が必要となり、アルコールではなく、次亜塩素酸ナトリウム系の消毒剤でなければ効果的な消毒はできません。

情報元:日本学校保健会
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

溶連菌感染症は学童期の小児に最も多く、学校などの集団生活で気をつけてほしい感染症です。冬休み明けの学校再開に伴い流行する可能性が懸念されます。
溶連菌感染症に感染すると、2日から5日の潜伏期間の後に発症し、突然38度以上の発熱、全身の倦怠感、喉の痛みなどが現れ、しばしば嘔吐を伴います。また、舌にイチゴのようなぶつぶつができる「イチゴ舌」の症状が現れます。まれに重症化し、全身に赤い発疹が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」になることがあります。発熱や咽頭痛など、新型コロナウイルス感染症の症状と似ており区別がつきにくいため、症状が疑われる場合は速やかにかかりつけ医を受診しましょう。主な感染経路は、発症者もしくは保菌者(特に鼻咽頭部に保菌している者)の咳やくしゃみなどによる飛沫感染と細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染です。ワクチンは、まだ実用化されておらず、感染の予防には、手洗い、うがい、咳エチケットなどが有効です。
情報元:IDWR2020年第53週(2020年12月28日〜2021年1月3日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
びせいぶつ芸能社
風疹ゼロプロジェクト
「水ぼうそう・帯状疱疹」ホントのところ

予防接種トピックス

感染症発生動向調査による小児科定点(約3,000か所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000か所)からの報告数に基づいたデータ解析によります。
感染症発生動向調査とは(厚生労働省ホームページより)
すこやか201 知ってアクション!感染症の予防
すこやか2019 知ってアクション!感染症の予防

予防接種スケジュール

※国立感染症研究所サイト

インフルエンザ情報

情報元:日本医師会、日本薬剤師会、日本大学薬学部、(株)EMシステムズ
1/4〜1/10(2021年第1週)のインフルエンザ の推定患者数は、約1,770人と前週(2020年第5 3週)の値(約900人)よりは増加がみられていますが 第52週の値(約1,620人)とはあまり変わりません 。過去1・・・
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1/4〜1/10(2021年第1週)のインフルエンザ の推定患者数は、約1,770人と前週(2020年第5 3週)の値(約900人)よりは増加がみられていますが 第52週の値(約1,620人)とはあまり変わりません 。過去10シーズンの同時期の患者数の平均値の約300 分の1であり、依然としてインフルエンザの流行開始の兆 候は認められていません。しかし、インフルエンザの流行 に適した冬期が続いています。今後の流行について予測す ることは困難ですが、インフルエンザの患者発生動向につ いては注意が必要です。(更新:1/13) (監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長・国立感染 症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏)
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