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感染症・予防接種ナビは、平成28年度日本医療研究開発機構研究費(医薬品等規制調和・評価研究事業)「ワクチン接種と稀ながら発生する副反応に関する研究」(研究代表者・多屋馨子)の 「ホームページを活用した予防接種後副反応アンケート調査」(研究分担者・安井良則)の研究活動に協力しています。

感染症ニュース

手足口病 流行のピークに

 手足口病の報告数は急激な増加が続いています。

 第27週(7/3〜7/9)の定点あたり報告数(5.74)は前週比、約63%の増加となっています。

 今週、第29週(7/17〜7/23)はおそらく流行のピークにさしかかりつつあると予想されます。

 今しばらくは手足口病の患者発生数が多くなるものと思われます。

 乳幼児のみならず、成人の罹患例も多数報告されていますので、ご注意ください。

地域別情報

 2017年第27週(7/3〜7/9)の速報データによると、定点当たり報告数が最も多いのは高知県、次いで鳥取県、滋賀県、宮崎県、兵庫県の順となっています。

症状

 従来のCA16およびEV71による手足口病では、3〜5日間の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2〜3mmの水疱性発疹が出現してきます。発熱は約3分の1に認められますが軽度であり、高熱が続くことは通常はありません。通常は3〜7日の経過で軽快し、水疱の跡が痂皮(かさぶた)となることもありません。このように手足口病は基本的には数日間の内に治癒する予後良好の疾患ですが、まれではあるものの髄膜炎を合併することがあり、非常に少ない例ですが、他に小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症などのほか、心筋炎、急性弛緩性麻痺などの多彩な臨床症状を呈することもあります。特にEV71に感染した場合は、中枢神経系の合併症を引き起こす割合が高いことが明らかとなってきていますので注意が必要です。

 一方、近年みられるようになったCA6による手足口病では、水疱が5mm程度と大きく、四肢末端に限局せずに前腕部から上腕部、大腿部から殿部と広範囲に認められ、発熱も39℃を上回ることも珍しくなく、水痘(水ぼうそう)との鑑別が困難な例もあります。また、手足口病を発症して治癒した後に、数週間を経て上下肢の爪が脱落する爪甲脱落症を来す場合があり、CA6を原因とする手足口病の特徴となっています。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
感染症ニュース一覧
予防接種における間違いを防ぐために

注意してほしい感染症

2017年7月期

手足口病
腸管出血性大腸菌感染症
咽頭結膜熱
溶連菌感染症

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

過去5年間の同時期との比較

インフルエンザ
咽頭結膜熱
溶連菌感染症
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発しん
百日咳
ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
マイコプラズマ肺炎
情報元:IDWR2017年第27週(2017年7月3日〜2017年7月9日)

流行の様子

手足口病 腸管出血性大腸菌感染症 咽頭結膜熱 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
 

手足口病

7月に流行のピークを迎えますが、2017年は2年ぶりの大きな流行となる可能性が高いです。
情報元:IDWR2017年第27週(2017年7月3日〜2017年7月9日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

腸管出血性大腸菌感染症

最も発病数が多くなる8月に向けて、今後患者報告数の増加は続いていくものと予想されます。
牛の生肉や生レバーを食べないことはもちろん、食事の際の衛生面にご注意ください。
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

咽頭結膜熱

2017年は過去10年間で最も大きな流行となっています。
流行のピークは過ぎ去りつつありますが、まだ注意が必要です。
情報元:IDWR2017年第27週(2017年7月3日〜2017年7月9日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2017年の夏は過去10年間で2番目に大きな流行となっています。
7月は流行のピークから離れていくと予想されますが、まだまだ注意が必要です。
情報元:IDWR2017年第27週(2017年7月3日〜2017年7月9日)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
「水ぼうそう・帯状疱疹」ホントのところ

予防接種トピックス

感染症発生動向調査による小児科定点(約3,000か所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000か所)からの報告数に基づいたデータ解析によります。
感染症発生動向調査とは(厚生労働省ホームページより)
すこやか2017 知ってなっ得!感染症の予防

予防接種スケジュール

※国立感染症研究所サイト

インフルエンザ情報

情報元:日本医師会、日本薬剤師会、日本大学薬学部、(株)EMシステムズ
【インフルエンザ情報:推定受診者数は6週連続で減少。 一方でB型インフルエンザの割合が増加中】更新3/22 3/19までの、一週間のインフルエンザの推定受診者数 は約35万4000人となりました。これから大半の学校 が春休・・・
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【インフルエンザ情報:推定受診者数は6週連続で減少。 一方でB型インフルエンザの割合が増加中】更新3/22 3/19までの、一週間のインフルエンザの推定受診者数 は約35万4000人となりました。これから大半の学校 が春休みに入りますので、さらに減少が続くと予想されま す。一方、B型インフルエンザの割合は増加しつつあり、 今しばらくはインフルエンザの動向には注意が必要です。 ◆流行のようす◆薬局サーベイランスによると、2017 年第11週(3月13日〜3月19日)の全国のインフル エンザ推定受診患者数は354,315人となり、6週連 続して減少が続いています。減少の速度はゆるやかとなっ てきていますが、第12週は国内の大半の学校が春休みと なりますので、今後も減少は継続していくものと予想され ます。 ◆都道府県別情報◆各都道府県別の一週間あたり推定受診 者数をみると、福井県、北海道、秋田県、佐賀県、富山県 の順となっており、37都府県で前週よりも減少が見られ ました。 ◆年齢別情報◆5〜9歳(27.75%)、10〜14歳 (24.29%)、0〜4歳(17.50%)、15〜1 9歳(14.13%)、30〜39歳(7.48%)、2 0〜29歳(7.19%)、40〜49歳(6.61%) 、50〜59歳(5.76%)の順となっています。 50歳代を除く全ての年齢群で減少が続いています。 ※各都道府県別、人口1万人当たりの1週間の推定受診者 数は、各都道府県のインフルエンザ流行指標です。 監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長・国立感染症 研究所感染症疫学センター客員研究員・安井良則
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