感染症  予防接種  アラート 経験談

感染症・予防接種ナビとは
びせいぶつ芸能社
新型コロナウイルス感染症
2019年末頃より「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」が中国の武漢市を中心に出現し、世界中で患者数が増加しています。
新型コロナウイルス感染症
関連記事はこちら
内閣官房 新型コロナウイルス感染症対策
の情報はこちら
新型コロナウイルス
感染予防啓発素材をダウンロード
トピックス
トピックス一覧
感染症ニュース
【感染症ニュース】70代女性が死亡 熱が下がらずしんどい ダニ媒介の「日本紅斑熱」とは?
 2022年6月20日、広島県内で、今年初めてとなる「日本紅斑熱」による死亡例が報告されました。

 死亡したのは70代の女性で、農作業中にマダニ類に咬まれたものと見られています・・・
+全文表示
 2022年6月20日、広島県内で、今年初めてとなる「日本紅斑熱」による死亡例が報告されました。

 死亡したのは70代の女性で、農作業中にマダニ類に咬まれたものと見られています。

広島県で死亡例 マダニに注意

 広島県によると、死亡した女性の身体には、マダニ類が吸着した跡である「刺し口」があり、「日本紅斑熱リケッチア」陽性が死亡後に検体から確認されました。

 女性は、発熱・発疹・血小板減少などの症状がみられ、発症から7日目に亡くなったということです。

 日本紅斑熱は、「リケッチア・ジャポニカ(Rickettsia japonica)」と呼ばれる病原体を持ったマダニ類に咬まれることによって感染しますが、ヒトからヒトへの感染はありません。

 リケッチアを保有するマダニに咬まれて2〜8日の潜伏期間後、頭痛・悪寒を伴い急激に高熱(38〜40℃)が出た後、やや遅れて、全身に米粒大から小豆大の紅斑(こうはん)が出現します。

 発疹部にかゆみや痛みが無いのが特徴だということです。

 また、近年、国内では、年間200件を超える発生報告があり、死亡者も報告されています。

 患者の発生は媒介ダニの活動が活発化する4〜10月に見られ、特に9月、10月に多いとされます。
 
 これからの季節、農作業や登山などでは、咬まれないよう注意が必要です。

感染症の専門医は

 感染症の専門医で、大阪府済生会中津病院の安井良則医師は、「日本紅斑熱の患者は、広島のほか、大阪・兵庫などでも、今年に入って確認されています。

仕事やキャンプ・登山などで野山に入ったあと、発熱・発疹があり、刺し口が確認された場合は、日本紅斑熱を疑う必要があります。

 症状は、熱が下がらずしんどい状態が続き、きちんとした診断と治療がなければ命に関わる場合もあります。

 治療には、テトラサイクリン系の抗菌薬が効果があるとされています。

 不安な方は医療機関を受診してください。

 また、野山に入る際は、皮膚の露出が少なくなるよう、長袖・長ズボンを着用し、ダニ除けに効果のある防虫スプレーをこまめに使ってください。」とのことです。

 マダニには、年齢は関係なく咬まれる可能性があります。

 治療薬もある感染症なので、野山に入った後で、体調に不安を感じた方は医療機関を受診してください。

対策

 ワクチンはないため、媒介ダニの刺咬を防ぐことが極めて重要である。また、発生時期および発生地を知り、野山など感染するおそれがある地域に立ち入らないことが重要である。

 なお、農作業や森林作業でやむを得ず立ち入る際には、

(1) 長袖、長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するようなものは履かない
(2) ダニ忌避剤を使用する
(3) 作業後早めに入浴し、ダニの付着について確認を行うことが大切である。


日本紅斑熱 厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522_00001.html

取材:大阪府済生会中津病院 安井良則医師

−閉じる
感染症ニュース一覧
動画で解説
ワクチンで感染症から身を守ろう!
もっと見る
注意してほしい感染症
2022年6月期
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
過去5年間の同時期との比較
インフルエンザ
咽頭結膜熱
溶連菌感染症
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発しん
百日咳
ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
マイコプラズマ肺炎
かなり多い
やや多い
平均水準
やや少ない
かなり少ない
情報元:IDWR 2022年第23週
2022年6月6日〜2022年6月12日
流行のようす
感染症/経験談情報
全ての経験談を見る
予防接種トピックス
予防接種スケジュール
スケジュールを見る
アクセスランキング
※2022年5月 月間アクセス
インフルエンザ情報
情報元:日本医師会、日本薬剤師会、日本大学薬学部、(株)EMシステムズ
国立感染症研究所の2022年第14週のIDWR速報デ ータによると、全国のインフルエンザ定点医療機関から報 告された患者報告数は、約16人です。今シーズンは、こ れまでのところ昨年に引き続き、インフルエンザの患者報 告数が少ない状況です。昨年は・・・
+全文表示
国立感染症研究所の2022年第14週のIDWR速報デ ータによると、全国のインフルエンザ定点医療機関から報 告された患者報告数は、約16人です。今シーズンは、こ れまでのところ昨年に引き続き、インフルエンザの患者報 告数が少ない状況です。昨年は、インフルエンザが流行す る兆候はみられず、感染症発生動向調査が始まって以来、 「流行が認められなかった初めてのシーズン」となりまし た。2年連続で、冬季にインフルエンザの患者報告数が少 ないという近年にはない状況ですが、今後なんらかの影響 があるのでしょうか。感染症専門医で、大阪府済生会中津 病院に勤務する安井良則医師によると、インフルエンザに かかっていなかった人が2年連続いるということは、感受 性者(感染する可能性のある人)が蓄積している状況とい えます。次のインフルエンザの流行時には、大きな流行に なる可能性も考えられますので、注意が必要です。
■情報元:感染症・予防接種ナビ ■更新:4/20
−閉じる