ノロウイルス感染症経験談
たんたかたんたんさん
GW明けで調子の良い仕事始めだったが、退勤時間間際に今まで感じたことのない全身の不快感に襲われる。不安を感じて早々に退勤するも、帰路の電車でも座っていることすら苦痛でしかなく、刻刻と体調は悪化。全身の倦怠感、関節痛。特に関節痛は寝ていられないほど強く、体を伸ばしたら縮めたりして誤魔化しつつ、時々布団の上で叫びながら一晩を過ごす。うつらうつらして気づけば38.9℃。普段35℃台の変温動物と家族に言われる体質だから、にわかに信じられない数字で驚く。食欲は全くなく、昨日の昼から何も口にしていない。下痢や胃の違和感はあるが、それほど重要視していなかった。翌日の仕事は当然休み、受診。この時初めてウィルス性胃腸炎の可能性を指摘される。整腸剤と吐き気止め、カロナールをもらって、帰宅。熱は37℃台に落ちたが、下痢は激しさを増す。3日目はほぼトイレとのお見合い以外は寝ていた。4日目に追加で薬をもらうため、再度受診。懇願して点滴を投与してもらい、ゾンビ色の手に多少の血色が戻る。左下腹部痛が粘り強いが、黄白色のいつもより白い便を初めて確認。ノロウィルスかと、自分でも信じる気になった。
受診のたびに、ノロウィルス感染がこんなにしんどいものなのか、こんなに長引くのか、こんなに高熱が出るのか、医者に聞いていたが、やはり体験してみないとわからないことは多いのだなと、世界の深淵を知った気分。
毎年脅威にさらされる、若いお父さんお母さんがた、お疲れ様です。
2024-05-10 20:19:52