【動画】知ってアクション!感染症の予防
ワクチンで感染症から身を守ろう!
~#3 9月20日放送 「風しんはワクチンで予防!」~
2022年9月27日更新

#3 9月20日放送 「風しんはワクチンで予防!」



--知ってアクション!感染症の予防。風しんはワクチンで予防!

ワクチンくん「ぼく、ワクチンくん。ねえ、見て。ワクチンで防ぐことができる感染症って、いっぱいあるんだよ。」



安井先生「そうですね。麻しんや水ぼうそうなど、かつては多くの日本人が発症していましたけれど、今は少なくなりました。それは、ワクチンをみんなで接種していることが、要因の一つなんですね。」



--風しんもワクチンで防ぐことができる感染症です。風しんは、風しんウイルスによって発症し、発熱や発しん、リンパ節の腫れ、まれに、脳炎などの合併症が発生することがあります。



安井先生「風しんには、ほかにも困ったことがあります。」

ワクチンくん「何ですか?」



安井先生「それは先天性風しん症候群と言って、風しんの免疫を十分に持っていない妊娠20週ぐらいまでの妊婦さんがかかると、おなかの子どもも感染して、目や耳、心臓などに障害が出る場合があります。」

--風しんの予防には、風しんワクチンの接種が有効です。



--しかし、生まれた年、性別によっては、ワクチン接種の機会がなかった世代があります。

ワクチンくん「40代から50代の男の人は、風しんのワクチンを接種していない人が多いんだね。」

安井先生「そうなんです。風しんは、1人の患者から、5人から7人へうつすという強い感染力があります。ですので、社会全体で風しんを予防することが、重要なんですね。」



--1962年4月2日から、1979年4月1日までに生まれた男性は、風しんの抗体検査やワクチン接種が、無料で受けられます。

--風しんワクチンには、発熱、発疹、アレルギー反応などの副反応が、起こることがあります。

ワクチンくん「風しんは、どこで感染するかわからないんだよ。周りの人のためにも、予防を忘れないでね!」

出演:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則医師
更新:2022/9/20


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