#2 9月13日放送 「インフルエンザはワクチンで予防!」
--知ってアクション!感染症の予防。インフルエンザはワクチンで予防!
--毎年、12月から翌年の3月ごろまで流行する、インフルエンザ。
--インフルエンザウイルスが原因の感染症で、38度以上の発熱、頭痛、筋肉痛や関節痛、全身の倦怠感、そして喉の痛み、咳、鼻水などの症状が現れます。
--また、子どもはまれに急性脳症を、高齢の方や免疫力が低下している方は、二次性の肺炎をともなうなど、重症になることがある感染症です。
ワクチンくん「先生、インフルエンザにかからないためにはどうすればいいの?」
安井先生「インフルエンザは咳やくしゃみをするときに出る、細かいしぶき・・飛沫で感染がひろがります。ですので、かからないためには、マスクの着用や、部屋の換気などが重要です。そして・・・」
ワクチンくん「インフルエンザのワクチンも大事だよね。」
安井先生「はい。インフルエンザワクチンを接種すると、体の中に免疫ができ、発症や重症化の予防に、一定の効果があるとされています。流行のピークの前に免疫をつけるためにも、12月の中旬までに接種するといいと思います。」
--インフルエンザのワクチンは例年、10月から接種が可能です。13歳以上は、原則1回。13歳未満は、2回接種が推奨されています。
ワクチンくん「でも、去年も一昨年も、インフルエンザワクチンを接種したと思うんだけど、どうして毎年するの?」
安井先生「それは、インフルエンザウイルスが、毎年変化しているからです。今年のインフルエンザワクチンは、今年流行するウイルスにあわせて作られています。ですので、毎年接種する事が重要です。」
--インフルエンザワクチンを接種すると、副反応が起こることがあり、次のような症状が見られることがあります。
--また、まれではありますが、アナフィラキシーが起こることがあるので、接種後30分は、接種会場にとどまるなどして、急な副反応に備えましょう。
ワクチンくん「インフルエンザの発症や重症化を予防してくれるワクチン。みんな、忘れずに接種してね!」
出演:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則医師
更新:2022/9/13