#1 9月6日放送 「感染症はワクチンで予防!」
--知ってアクション!感染症の予防。感染症はワクチンで予防!
--インフルエンザ、麻しん、風しん、水ぼうそう、そして新型コロナウイルス感染症・・・
--これらはすべて感染症です。感染症とは、病原体であるウイルスや菌が、体の中に入ることによって起こる病気です。
--その発症や、感染・重症化の予防に、大きな役割を果たしているのが、ワクチンです。
安井先生「ワクチンくん、この表を見てください。」
ワクチンくん「わー、いっぱい線が引いてあるけど、これはなあに?」
安井先生「これは、日本で実施している定期接種のスケジュール表です。」
--定期接種とは、法律に基づき行う予防接種で、誰もが基本的には公費で受けられます。
--受けるべき「標準的な接種期間」が設けられていて、早いものでは、生後2か月から始まります。
ワクチンくん「DPT―IPV?わあ、むずかしい!!」
安井先生「これは、4種混合ワクチンとも呼ばれていて、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオという、4つの感染症に対するワクチンです。」
ワクチンくん「4つも!!しかも、矢印がいっぱいついているよ!」
安井先生「それは、この年齢の時に、ワクチンを接種してくださいという意味です。4種混合の場合は、生後3か月から可能で、20日以上の間隔をおいて、3回。その3回目が終わってから6か月以上の間隔をおいてもう1回。また、11歳になったら、ジフテリア・破傷風の2種混合ワクチンを1回接種します。」
ワクチンくん「えー、覚えられない!!」
安井先生「ほかにも、特に0歳や1歳の時には、定期接種がたくさんあります。かかりつけのお医者さんと、接種スケジュールをよく相談してください。」
--ワクチンを接種すると、副反応が起こることがあり、次のような症状が見られることがあります。
--また、接種後はしばらくの間、接種した医療機関にとどまり、体調に変化がないことを確認してから帰宅しましょう。
ワクチンくん「ワクチンは、子どもだけじゃなくて、大人が受けるものもあるんだよ。みんな、ワクチンで、感染症を予防してね!」
出演:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則医師
更新:2022/9/6