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生まれてくる赤ちゃんを守るために~風疹ゼロプロジェクト~ ~EPISODE-5  風しんワクチンの定期接種 ~
2019年1月31日更新

EPISODE-5 風しんワクチンの定期接種





--かかりつけの医院で

-- 斉藤家の二女・1歳のひなちゃん。 今日は、風しんとはしかを防ぐ MRワクチンの予防接種です。

先生 「熱はどうですか?」

ママ 「36度8分です」

先生 「よかった。37度5分以上あると受けられませんからね。あとは、胸とノドを診てみますね。」

(予診の様子)
ひなちゃん「あー」

先生 「はい、元気ですね。アレルギーや 以前の予防接種でのトラブルもないですね」

ママ 「はい、大丈夫です。 それより先生、この前パパがお世話になりました。 風しんじゃないかって、家族で慌てちゃって・・・」

先生 「ちゃんと風しんの予防接種をしていたから、 大丈夫でしたね。 でも、成人の男の人が、 風しんにかかることが多いんですよ 」

ママ 「どうしてですか?」

先生 「子どもの頃に風しんの予防接種を受ける機会が、なかったからなのよ」





--奥田先生とワクチンくん(実写とアニメの合成)

ワクチンくん「先生、どうして大人の男の人が、 風しんの予防接種をしていないの?」

奥田先生「それはね、日本の風しんワクチンの接種の歴史と 関係があるんです。ちょっとこの表を見てね」

-- 風しんの定期接種は、 世代によって受けている回数が違います。

奥田先生「例えばパパは昭和50年生まれの 44歳なんだけれど・・・」

ワクチンくん「・・・あ!1回も接種していない!」

奥田先生「そう。実際、風しんにかかった男性のうち約4割が40代の男性なんです」

ワクチンくん「そしてママは 昭和55年生まれの39歳だから・・・ 中学生の時に1回個別接種ってなっている。こうやって見ると、1回しか接種していなかったり、接種していない世代も多いんだね」

奥田先生「接種が1回だと、免疫が十分についていない場合もありますし、効果も弱まってきます。定期接種の機会がなかった 昭和54年4月1日以前に生まれた男性、そしてあまり接種率の高くない 昭和54年4月2日生まれから、平成2年4月1日生まれの男性女性が、 風しんの抗体を持っている方が少ないんです」

ワクチンくん「大変だ!風しんの予防接種をしてない人は、抗体があるかどうか検査をして確かめてみてね」

出演:国立病院機構横浜医療センター産婦人科部長 奥田 美加氏
協力:国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室長 多屋 馨子氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、製作著作:広島テレビ
更新:2019/1/27

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