【動画】知ってアクション!感染症の予防
乳幼児の予防接種を上手に乗り切ろう!!
~Episode-4 破傷風~
2018年11月29日更新

Episode-4 破傷風



シーン1:パパと姉 庭で花壇の手入れをしている
NA パパとお姉ちゃん。
庭で花壇の手入れをしています

パパ  「あいててて・・・。」

お姉ちゃん   「大丈夫!?」

パパ  「こんなところに古釘が・・・あいたたた。」
 
ばあば 「あらあら、血が出ていて大ケガ!泥が付いてるし・・・破傷風は大丈夫かしら。」

お姉ちゃん   「破傷風ってなあに?」

ばあば 「破傷風は命にかかわる、こわーい感染症なのよ。」
 
テタヌン「ふふふ、私は破傷風菌のテタヌン!世界中の土の中にいる病原体なの!
 
好きな場所は土の中、嫌いなのは空気に触れることなの。私、空気に触れると弱っちゃうから、パパの傷から体に入り込んじゃおっと。
 
私がパパの体の中で増えると、ブルブルけいれんがおこっちゃうのよ・・・ふふふ!」
 
パパ  「母さん、俺、破傷風の予防接種受けてるよね。」

ばあば 「子どもの頃に受けたと思うけれど、心配だからお医者さんでみてもらったほうがいいよ。」

お姉ちゃん   「パパ、私は破傷風にはならないの?」

パパ  「お姉ちゃんはケガをしてないし、もしケガをしたとしても、予防接種をちゃんと受けてるから、大丈夫だよ!」



シーン2:岡田先生とワクチンくん(実写とアニメの合成)

ワクチンくん「もしパパが破傷風にかかったら、お姉ちゃんにもうつっちゃうのかなあ?」

岡田先生「破傷風は、ヒトからヒトへうつる病気ではありません。ケガも釘を踏み抜くなど、深い傷の時が多いですよ。また、動物に咬まれたりした時も要注意です。
時には、軽い傷の時でも起こったりするので予防が大切ですよ。」

ワクチンくん「パパは、子どもの頃予防接種をしているって言っていたけど、本当に感染しないの?」

岡田先生「破傷風ワクチンは、予防接種の効果は10年から20年程度と言われているので、このようなケースの場合は、必ず病院を受診してください。破傷風は発症すると、口を開けたりできなくなって、全身の筋肉がこわばって体全体が痛くなり、
治療が遅れると死んでしまうこともあるんです。破傷風の免疫は、ワクチンでしか作ることができないんですよ。」

ワクチンくん「子どもには、破傷風の定期接種があるんだね。」

岡田先生「そうだよ。破傷風ワクチンは、4種混合ワクチンの中に入っています。」

NA 4種混合ワクチンの標準的な接種スケジュールは、
生後3か月になったら1回目を、
その後3から8週間間隔で2回接種をします。
3回目を終えたら、6か月以上
・・・標準的には12から18か月あけて、
4回目の接種をします。
また、11歳から12歳のときに、
破傷風とジフテリアの
2種混合ワクチンを接種します
 
ワクチンくん「11歳から12歳というと、小学6年生だね 。6年生のお友だちがいたら、予防接種をしたかどうか、聞いてみてね!」

出演:福岡歯科大学医科歯科総合病院予防接種センターセンター長 岡田 賢司氏
協力:国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室長 多屋 馨子氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、製作著作:広島テレビ
更新:2018/11/18

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