帯状疱疹とは
帯状疱疹とは、水ぼうそうの原因でもある「水痘・帯状疱疹ウイルス」が引き起こす病気です。
一度水ぼうそうにかかると、治った後もウイルスは、脊髄後根神経節と呼ばれる部分に潜み続けます。
そのウイルスが、体力や免疫力が低下してくると、再び活性化し、神経節から出て赤く盛り上がったぶつぶつや水疱を作ります。それが帯状疱疹です。
水疱は6〜8日で破け、およそ2週間後にはかさぶたになり、その後1週間ほどでかさぶたが取れて、治ります。
全ての帯状疱疹に共通していて、重要な症状は患部の痛みです。
痛くてほとんど眠ることができないなど、日常生活に大きな影響が出る場合が多くあります。
治療法としては、対症療法に加えて抗ヘルペスウイルス薬の投与があります。
発症後早期に診断して速やかに抗ウイルス薬の投与を行うことによって、発疹の広がりを抑え、症状を緩和し、合併症を起こす可能性を低くすることが期待できます。
医療監修:大阪府済生会中津病院 臨床教育部長 感染管理室長 安井良則氏
協力:国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室長 多屋 馨子氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、製作著作:広島テレビ
更新:2017/11/24