インフルエンザ
インフルエンザとは?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする感染症です。1日から4日の潜伏期間を経て、発熱、頭痛、全身の倦怠感などが起こり、咳や鼻水などの呼吸器症状が出ます。
インフルエンザの予防接種
インフルエンザの予防にはワクチンの接種を受けることが大事です。インフルエンザワクチンの接種を受けることによって、発病率を下げる、また、重症化率を下げることが期待できます。インフルエンザの流行は、例年12月から始まります。インフルエンザワクチンの効果が出るのは、接種の3週間後なので、予防接種は11月中にしておくのが効果的です。接種対象年齢は生後6ヶ月以上。13歳未満は2回接種、13歳以上は1回、又は2回接種するとよいとされています。
インフルエンザワクチンの主な副反応としては、接種した場所の腫れや痛みなどが起こる場合があります。全身反応としては、発熱やあるいは全身倦怠感が出てくるということが時々見られます。非常にまれな副反応としては、過敏症状としてじんましんが。数万から数十万例に一例として、アナフィラキシー様症状、ショックが起こる場合があります。
咳エチケット
インフルエンザは飛沫感染、つまり咳やくしゃみで感染が広がっていきます。飛沫感染を防ぐには、まず第一に咳エチケットです。人に向けて咳やくしゃみを発しない = 他人に飛沫感染を浴びせない、咳やくしゃみが出そうになったら、ハンカチやティッシュ、タオルで口を覆いましょう。そして特に流行の時期はマスクをするのが大切です。マスクは、人に飛沫を浴びせない、そして、人からも飛沫を吸い込まないという、どちらにもメリットがあります。
正しいマスクの付け方
正しいマスクの付け方はできるだけ隙間をなくすということが重要です。
(1)鼻を覆い、ノーズピースをしっかりと折り曲げ鼻にフィットさせる。
(2)プリーツをしっかり広げる。
(3)顎までしっかりと覆う。
医療監修:
川崎市健康安全研究所 所長 岡部 信彦氏
国立病院機構三重病院 院長 庵原 俊昭氏
大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、製作著作:広島テレビ
更新:2015/1/24