【感染症ニュース】新型コロナ横ばいから増加傾向に かかった場合の療養解除の基準は? 「軽症」でも重く感じたとの声も
2022年10月19日更新
引き続き感染対策の徹底を
引き続き感染対策の徹底を
 厚生労働省によると、10月18日の新型コロナウイルスの新規感染者は、4万2294人となり、先週の同じ曜日と比べ2万9171人増えています。

 全国の感染者数は、10月に入ってから横ばいが続いていましたが、やや増えてきています。

 国内では、10月11日から、外国人観光客が入国する際の水際対策が緩和されたことや、「全国旅行支援」が始まったことなどから、今後、海外から国内へウイルスが持ち込まれるケースが増えることや、国内での感染が広がることも予測されています。

 現在、一時期に比べ、流行は落ち着きをみせているとは言え、油断は、できないようです。

 「感染症・予防接種ナビ」にも、新型コロナウイルス感染症になった方から「軽症」だったが辛かったとの、経験談が寄せられています。

愛知県・52歳

 幸いにして軽症でしたが、私の経験の中では重症でした。

 また、4時間ほどで、次々に症状が変わるのが印象的でした。

 感染0日目:9月23日(金)
 夕食時に体が急につらくなり、測ると37.9℃(19:28)。
 この日は入浴せずにベッドへ。

 感染1日目:9月24日(土)
 熱、倦怠感、のどの強い痛み、頻尿、食欲少ない
 市販の解熱鎮痛剤を6時間くらいおきに飲んで熱を下げる。
 市販の抗原検査キットで陰性。入浴した。

 感染2日目:9月25日(日)
 熱、倦怠感、のどの強い痛み、鼻水、便秘、頻尿、食欲少ない
 市販の解熱鎮痛剤を6時間くらいおきに飲んで熱を下げるも37〜38.4℃まで上がる。
 入浴できず。

 感染3日目:9月26日(月)
 熱、倦怠感、のどの強い痛み、鼻水少し、食欲少ない
 内科へ相談してから抗原検査してもらい陽性判定。
 喉の炎症用でトランサミン3日分とカロナールが処方される。
 コロナ陽性にかなりショック。
 カロナールを8時間くらいおきに飲んで熱を下げる。36度台。入浴してさっぱりする。

 感染4日目:9月27日(火)
 熱ナシ、倦怠感、のどの弱い痛み、鼻水、たん、せき少し
 カロナールを8時間くらいおきに飲んで熱を下げる。36度台。
 寝汗をたくさんかいた。入浴してさっぱりする。

 感染5日目:9月28日(水)
 熱ナシ、倦怠感、のどの弱い痛み、咳が多い、たん
 36度台。咳が多く、腹筋に筋肉痛、眠れない。入浴してさっぱりする。

 感染6日目:9月29日(木)
 熱ナシ、倦怠感、のどの痛みほぼナシ、咳が多い、下痢
 36度台。入浴してさっぱりする。

 感染7日目:9月30日(金)
 熱ナシ、倦怠感、のどの痛みほぼナシ、咳ナシ、便通正常化
 36度台で平熱。疲労感ある。症状の落ち着きが24時間継続のため明日より外出可と判断した。
 my her sysの入力依頼が保健所からきた。

 感染8日目:10月01日(土)
 熱ナシ、倦怠感ほぼ無し、のどの痛みナシ、咳ナシ、便通正常化
 平熱。体の違和感はさらに減少。
 サイクリングで運動機能確認、結果良好。

 感染9日目:10月02日(日)
 熱ナシ、倦怠感無し、のどの痛みナシ、咳ナシ、便通正常化
 平熱。体の違和感はさらに減少。よく眠れた。

 感染10日目:10月03日(月)
 熱ナシ、倦怠感無し、のどの痛みナシ、咳ナシ、便通正常化
 平熱。体の違和感はさらに減少。よく眠れた。

 療養解除後は完全に健康かというとそうではなく、気分が晴れない、やる気が出ない、平熱が安定しないなどあるが、コロナ由来かどうかはわからない。

療養解除基準

 厚生労働省は、症状がある方で、入院・入所していない方の療養解除の基準として、発症日から7日間経過し、かつ、症状軽快後24時間が経過した場合には、8日目から療養解除可能としています。

 ただし、発症から10日間が経過するまでは、感染リスクが残存することから、高齢者などとの接触や会食を避け、マスク着用などの自主的な感染予防の徹底を呼び掛けています。

 また、症状のある方で、発症日から7日が経過した時点で症状軽快後24時間が経過しておらず、療養の継続が必要と思われる場合は、地域の保健所へ問い合わせてくださいとしています。

感染症の専門医は…

 感染症の専門医で、大阪府済生会中津病院の安井良則医師は「療養解除の基準となる期間は、病気が治る期間ではないことに注意が必要です。療養解除後であっても、体調がすぐれない場合は、病院で診察を受けた方がいいでしょう。また、発病から1ヶ月以上経過しても、咳や呼吸症状・味覚嗅覚障害が続くケースもあります。そう言った場合は、後遺症の可能性もありますので、かかりつけ医などに相談することを勧めます」としています。

療養期間中の外出自粛について

 厚生労働省は、療養期間中の外出自粛について、症状が有る場合で、症状軽快から24 時間経過後又は無症状の場合には、外出時や人と接する際は短時間とし、移動時は公共交通機関を使わないこと、外出時や人と接する際に必ずマスクを着用するなど自主的な感染予防行動を徹底することを前提に、食料品等の買い出しなど必要最小限の外出を行うことは差し支えありませんとしています。

引用
厚労省HP新型コロナウイルス感染症の患者に対する療養解除基準について

取材
大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

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