【新型コロナウイルス感染症】コロナ病棟に勤務する47歳女性看護師のワクチン経験談
2021年6月2日更新
半年以上前に更新された記事です。

大切なのは、正しい情報を知って、納得して接種されることだと思います
大切なのは、正しい情報を知って、納得して接種されることだと思います
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 2度のワクチン接種を終えた、中国地方の医療機関に勤務する47歳の女性看護師に話を聞きました。

 この方は、2021年5月からコロナ病棟で感染者の対応をしています。

接種して感じたこと

 1度目の接種は、3月中旬です。私が感じたのは、注射針が刺さった時の痛みだけで、インフルエンザワクチン接種時の「薬剤が体内に入るような痛み」は感じませんでした。ただ、接種日の夜は身体が重だるいような倦怠感があり、特に、接種した側の腕が上げにくかったのを覚えています。更に夜中に寝返りをうち、接種した腕が下になった時に、打ち身を触られたような痛みを感じ、目が覚めました。

 しかし、痛みはすぐに引き、翌日には接種したことも忘れるくらいでした。私は、結果的に腕の重だるさと接種部位の軽い痛みだけで、発熱などはありません。

 2度目は4月の上旬に接種しましたが、1度目と同様に接種部位に痛みを感じただけで、発熱など事前に聞いていたような副反応はありませんでした。

 一方、職場では、2度目の接種後に発熱した人が数名程度いました。

 中には39℃台の熱が出た人もいて、副反応の出方は人によって違うように感じます。

接種を迷っている人へ

 私が勤務する病院では、1年以上前からコロナの患者を受け入れています。私は、自分の身を守るため、周りに感染させないために接種することにしました。どれだけ予防をしていても、ワクチンしか根本的な解決策はないと思っています。

 一方で、ワクチンの怖さばかりを取り上げる報道の仕方には疑問を感じます。接種と直接の因果関係が分からない死亡例のニュースなどが大きく報じられ、ワクチンに対して不安を抱く方も多いと思います。

 強制ではありませんが、大切なのは、正しい情報を知って、納得して接種されることだと思います。万が一、接種時にアナフィラキシーショックが起きても問題ないよう、会場で医師が対応してくれていますよ。

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