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今シーズンはインフルエンザの流行が見られないままとなる可能性が高いと思われます。
今シーズンの推定患者数の推移について
3/8~3/14(2021年第10週)のインフルエンザの1週間当たりの推定患者数は約450人と、前週(約580人)より減少しました。
3月の中旬に入りますが、例年の同時期と比較して患者数が極めて少ない状態が続いていることに変わりありません。
今後の推移について
いまだインフルエンザの患者数が増加する兆候は見られておらず、今シーズンはインフルエンザの流行が見られないままとなる可能性が高いと思われますが、3月いっぱいはインフルエンザの発生動向について注意すべきです。
インフルエンザ(季節性とは)
インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、毎年世界中で流行が見られています。
日本でのインフルエンザの流行は、例年11月下旬から12月上旬にかけて始まり、1月下旬から2月上旬にピークを迎え、3月頃まで続きます。
感染症・予防接種ナビでは、みなさまからのインフルエンザの経験談を募集しています。
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏