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厚生労働省によると、2月3日時点の全国における自宅療養中の感染者は、1万7千人を超えており、診療を受けられず不安を抱えたまま過ごしている人がたくさんいます。
自宅療養となった場合、同居している家族への感染リスクは高く、家庭内感染への注意が必要です。「部屋を分ける」「こまめな換気」「共有部分の消毒」などに加え、家族が注意すべきことについてまとめました。
感染者のお世話や消毒する人を決める
ウイルスとの接触機会を減らすため、感染者のお世話や共有部分の消毒などは限られた人のみが行うようにしてください。また、心臓、肺、腎臓に持病のある方、糖尿病の方、免疫の低下した方、妊婦の方などが、感染が疑われる家族のお世話をするのは避けてください。
室内でもマスクの着用
たとえ感染者と同じ部屋にいなくても、すでに感染している可能性があることを考慮して、飛沫感染リスクを減らすため、室内でもマスクを着用しましょう。マスクの表面には触れないようにしてください。マスクを外す際には、ゴムやひもをつまんで外しましょう。 マスクが汚れたときは、新しい清潔なマスクと交換してください。
こまめに手指の消毒
接触感染を防ぐため、 こまめに石鹸で手を洗い、アルコール消毒をしましょう。洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしてください。また、マスクを外した後も必ず石鹸で手を洗い、消毒することを忘れないでください。
タオルなどの共用はしない
タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、感染者が使用したものと分ける必要はなく、通常の洗濯や洗浄でかまいません。ただし、洗濯や洗浄前のものを共用しないようにし、特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどで共用しないように注意してください。
感染予防の徹底を
自宅療養は感染者本人だけでなく、家族へも身体的・精神的な負担が大きく加わります。大切なことは、自分自身が感染しない・大切な家族を感染させないと意識して行動することです。
基本的な感染対策の実施、不要不急の外出自粛、「3つの密」を避けることが重要です。
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参考:厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏