【感染症ニュース】インフルエンザ まだしばらくは注意が必要
2021年1月27日更新
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過去12シーズンと今シーズン(2020年第36週~2021年第2週)の<br />インフルエンザ推定患者数の推移
過去12シーズンと今シーズン(2020年第36週~2021年第2週)の
インフルエンザ推定患者数の推移
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 1/11~1/17(2021年第2週)のインフルエンザの推定患者数は、約1,420人と前週(第1週)の値(約1,770人)より減少がみられています。例年1月に入るとインフルエンザの患者数は急増がみられますが、今シーズンはそのようなことはなく、依然としてインフルエンザの流行開始の兆候は認められていません。

 過去10年間の同時期と比較してインフルエンザの患者数は約600分の1と非常に少ない状態が続いていますが、冬期は流行に適していて、例年ならば間もなく流行のピークを迎える時期です。インフルエンザの患者発生動向については、まだしばらくは注意が必要です。

インフルエンザ(季節性とは)

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、毎年世界中で流行がみられています。

インフルエンザの流行は、例年11月下旬から12月上旬にかけて始まり、1月下旬から2月上旬にピークを迎え、3月頃まで続きます。

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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

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