6月に注意してほしい感染症は咽頭結膜熱、溶連菌感染症、手足口病、ヘルパンギーナ
2017年6月2日更新
半年以上前に更新された記事です。

図. 溶連菌感染症感染症<br />定点あたり報告数 年次別週別推移(2017年は第20週まで)
図. 溶連菌感染症感染症
定点あたり報告数 年次別週別推移(2017年は第20週まで)
2018年の6月に注意してほしい感染症についてはこちらから

子育て応援団アプリの6/2のプッシュ配信にて、「6月に注意したい感染症」と表記すべきところ、「4月に注意したい感染症」の表記になっていました。
お詫びして訂正いたします。


 6月に注意してほしい感染症は、

 No1・咽頭結膜熱
 No2・溶連菌感染症
 No3・手足口病
 No4・ヘルパンギーナ

 では、これらの感染症を詳しく見ていきましょう。

咽頭結膜熱

 春から夏にかけて流行する感染症です。

 保育園、幼稚園、小学校等では流行時期になると集団発生がみられるため、注意が必要です。

咽頭結膜熱

溶連菌感染症

 学童期の小児が流行の中心であり、春から初夏にかけて報告数のピークに向けて患者数が増えていくことが予想されますので、注意が必要です。

溶連菌感染症

手足口病

 例年7月に流行のピークとなりますので、これから患者数が増加してくると予想されます。

 特に保育園、幼稚園などの乳幼児施設では集団発生が度々みられますのでご注意ください。

手足口病

ヘルパンギーナ

 ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。

 乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患です。患者の年齢は5歳以下 が全体の90%以上を占め、1歳代がもっとも多く、ついで2、3、4歳代の順で、0歳と5歳はほぼ同程度の症例が報告されています。

ヘルパンギーナ

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

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