インフルエンザ推定受診者数は6週連続で減少も累計は1千万人突破。今後はB型インフルエンザの増加に注意
図. 薬局サーベイランス 日次推定受診患者数 2017年1月1日~3月20日<br />監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
図. 薬局サーベイランス 日次推定受診患者数 2017年1月1日~3月20日
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
 3/19までの、一週間のインフルエンザの推定受診者数は約35万4000人と6週連続で減少している一方、今シーズン累積の推定患者数は10,133,087人と、1千万人を突破しました。

 減少ペースはゆるやかとなっていますが、これから大半の学校が春休みに入りますので、さらに減少が続くと予想されます。

 一方、直近の5週間をみるとB型の割合が10%を超えて増加しつつあり、今しばらくはインフルエンザの動向には注意が必要です。

症状

 インフルエンザは、1~4日間の潜伏期間を経て、突然に発熱(38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが出現し、鼻水・咳などの呼吸器症状がこれに続きます。

 通常は1週間前後の経過で軽快するが、いわゆる「かぜ」と比べて全身症状が強いのが特徴です。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2017/3/24

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