<感染性胃腸炎>小児を中心にノロウイルス感染症が急増しています
図.感染性胃腸炎(ノロウイルス感染症等) 定点あたり報告数 年次別・週別推移<br />監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
図.感染性胃腸炎(ノロウイルス感染症等) 定点あたり報告数 年次別・週別推移
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
 小児を中心に、昨年の流行の中心とは異なった遺伝子型のノロウイルス(GII・2)が急増してきています。今後年末に向けて更に増加してくるものと予想されます。十分にご注意ください。

地域別情報

 2016年第48週(11/28~12/4)の速報データによると、定点当たり報告数が最も多いのは宮城県、次いで山形県、三重県、埼玉県、東京都となっています。

治療法

 特効薬はありません。症状の持続する期間は短いですから、その間に脱水にならないように、できる限り水分の補給をすること(場合によっては病院で点滴をしてもらって)が一番大切です。

 抗菌薬は効果がありません。下痢の期間を遷延させることがあるので、ノロウイルス感染症に対しては通常は使用しません。

 その他は吐き気止めや整腸剤などの薬を使用する対症療法が一般的です。下痢が長びく場合には下痢止めの薬を投与することもありますが、最初から用いるべきではありません。

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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2016/12/16

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