流行のようす
薬局サーベイランスによると2016年第9週(2/29~3/6)の推定患者数は1,146,371人となり、3週連続で前週の値を下回りました。緩やかな減少が続いており、5週連続で100万人を上回っています。本格的な流行状態がこれほど長期化しているシーズンは、薬局サーベイランスによるインフルエンザの患者発生サーベイランスが開始されて以来初めてとなります。第10週も本格的な流行が継続する可能性があります。
都道府県別情報
人口1万人当たり1週間の推定受診者数※は、愛媛県、岐阜県、奈良県、福井県、富山県、鳥取県、高知県、岡山県、鹿児島県、広島県、愛知県の順となっており、中部よりも西の地域での流行が目立ちます。また、未だ19県で増加がみられています。
※各都道府県別、人口1万人当たりの1週間の推定受診者数は、各都道府県のインフルエンザ流行指標です。
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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2016/3/9