インフルエンザ 2月上旬が流行のピークとなる可能性が高い
図.インフルエンザ推定患者数 各シーズン別週別推移(各シーズン第36~第15週まで)<br />監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
図.インフルエンザ推定患者数 各シーズン別週別推移(各シーズン第36~第15週まで)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

流行のようす

 薬局サーベイランスによると2016年第4週(1月25日~31日)の推定患者数は741,778人で、4週連続で増加しました。この値は前週の2倍以上となっています。さらに第5週の月曜日(2月1日)は今シーズンの最高値の2倍近い値となっています。今後さらに患者数が増加し、1週間あたりの推定患者数は100万人を超える可能性が高いと予想されます。また、現時点ですでにB型インフルエンザも流行しており、流行のピークを過ぎても本格的な流行が長引く可能性があります。

都道府県別情報

 人口1万人当たり1週間の推定受診者数※は、北海道、新潟県、岐阜県、茨城県、福井県、栃木県、青森県、東京都、神奈川県、広島県、大分県、愛知県の順となっています。関東や中部の地域で全国平均値を上回っている都県が目立ちます。また、47都道府県すべてで前週より増加しました。

※各都道府県別、人口1万人当たりの1週間の推定受診者数は、各都道府県のインフルエンザ流行指標です。

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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2016/2/3

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