2016年の5月に注意してほしい感染症についてはこちらから
5月に注意してほしい感染症は、NO1・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)、NO2・手足口病、NO3・咽頭結膜炎、NO4・伝染性紅斑(りんご病)です。
では、これらの感染症を詳しく見ていきましょう。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
過去10年の同時期と比較して最多の状態が続いています。
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
手足口病
例年の同時期と比較して高い水準です。注意してください。
・手足口病
咽頭結膜熱
5月は特に注意をしてください。
・咽頭結膜炎
伝染性紅斑(りんご病)
妊婦は特に注意。
妊婦が感染すると胎児水腫や流産の可能性があります。伝染性紅班は、特徴的な症状だけでなく、多彩な症状があることからも、実際に診断されているのは感染者の中の一部である可能性があります。加えて紅斑や発疹が出現して臨床的に診断が容易になる前に周囲への感染性があることからも、その感染対策は極めて困難です。
保育園、幼稚園、小学校等の小児の集団生活施設で流行が発生している際には、その流行が収束するまでの間、妊婦等が施設内に立ち入ることや近づくことは、可能な限り避けた方が良いと思われます。
・伝染性紅斑(りんご病)
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2015/5/7