風しん・先天性風しん症候群の感染予防
~風しんワクチンについて(一問一答)~

【1】風しんワクチンは誰でも受けられるものですか?

 妊娠中の女性は接種できません。また、現在妊娠の可能性がある女性も同様です。妊娠の可能性がある方は、まず妊娠しているかどうかを確認後、産婦人科の医師にご相談ください。また、持病をお持ちの方、以前予防接種で体調が悪くなった方なども注意が必要ですので接種医にご相談ください。

風しんを含むワクチンに限ったものではありませんが、
1) 接種直前の体温が37.5℃以上であった人
2) 重い急性の病気にかかっている人
3) 風しんを含むワクチンに含まれる成分(接種医におたずねください) でアナフィラキシーという重いアレルギー反応を起こしたことがある人
4) 接種医が接種しない方が良いと判断した場合
は、接種をうけることができません。

【2】風しんワクチンはどこで受けられますか?

 風しんの予防接種の実施状況については、自治体により異なりますので、接種を希望される方はお住まいの市区町村にお問い合わせください。

【3】風しんワクチン接種はどのくらい時間がかかりますか?

 一般的に、風しんのワクチン接種自体はさほど時間はかかりません。ただし予約が必要な場合がありますので、接種を行っている医療機関などにお問い合わせください。

【4】予約は必要ですか?

 医療機関によって、予約が必要な場合がありますので、接種を行っている医療機関などにお問い合わせください。

【5】費用はどのくらいかかりますか?

 料金の設定は、それぞれの医療機関で異なります。また、風しん予防接種費用の一部助成を実施している自治体もありますので、接種を行っている医療機関などにお問い合わせください。

【6】副作用はありますか?

 接種後にみられる主な副反応には、接種部位の症状(痛み、赤み、腫れ、接種した腕の動きの制限など)、筋肉痛、疲労、頭痛などがあります。成人女性の場合、関節炎が起きる場合がありますが、数日~1週間程度で治まります。接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ってください。接種後に気になる症状が見られる場合は医師にご相談ください。

【7】ワクチンが効くまでどのくらいかかりますか?

 およそ4週間で免疫ができます。風しんワクチンは1回の接種で約95%、2回の接種で約99%風しんを予防することができます。

【8】妊娠しています。風しんの抗体価が低いのですが、風しんワクチンを受けられないので、どうしたらいいでしょうか?

 抗体を持たない、または低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、まわりにいる方(夫、子ども、その他の同居家族等)には、風しんにかかる可能性の有無を確認する抗体検査や、ワクチンの接種を奨めてください。

【9】MRワクチンは風しんのワクチンのことでしょうか?

 MRワクチンは、麻しん(Measles)と風しん(Rubella)の混合ワクチンです。MRワクチン1回の接種で麻しんと風しんの両方の予防が可能になることから、風しんの予防接種を受ける際には、麻しんの予防のためにも、MRワクチンの接種をご検討ください。
詳しくはワクチンを接種する医療機関までお問い合わせください。

出典:厚生労働省ホームページ「風しんの感染予防の普及・啓発事業」
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/vaccination/qa.html
更新:2014/11/14

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