#4 9月27日放送 「帯状疱疹はワクチンで予防!」



--知ってアクション!感染症の予防。帯状疱疹はワクチンで予防!

--帯状疱疹は、50代から発症する人が多くなる病気です。80歳までに3人に1人は帯状疱疹になると言われています。



--水ぶくれを伴う赤い発しんが、主に体の片側に帯状に現れ、強い痛みをともなうことがあります。治るまでに1か月ほどかかります。



--実は近年、帯状疱疹を発症する人が増えているという統計があります。



ワクチンくん「先生、どうして帯状疱疹になるの?」

安井先生「それは、水ぼうそうという感染症に関係があるんです。」

ワクチンくん「水ぼうそう?」

--水ぼうそうは、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。典型的な症例としては、発熱とともに、粘り気がある液体が含まれる水疱が、からだ全体に現れます。水ぼうそうの予防には、ワクチンが有効です。2回の接種により軽症を含め発症が予防できると考えられています。



ワクチンくん「でも、水ぼうそうと帯状疱疹はどういう関係があるの?」

安井先生「水ぼうそうが治っても、ウイルスは体の神経節というところに、ずっと潜んでいます。加齢や疲労、ストレスなどによって、免疫力が低下すると、そのウイルスが再び元気になって、帯状疱疹を引き起こします。」

ワクチンくん「じゃあ、水ぼうそうにかかったことがある人は、みんな、帯状疱疹になる可能性があるんだね。」

安井先生「でも、予防する方法があるんです。」

ワクチンくん「わかった!ワクチンだね!」



--帯状疱疹ワクチンは2種類あり、いずれも50歳以上が対象です。ワクチンで発症や、発症後の重症化を防ぐことが期待できます。

--また、副反応には次のような症状が見られることがあります。



ワクチンくん「子どもは水ぼうそう、年配の方は帯状疱疹。みんな、ワクチンで予防してね。」

出演:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則医師
更新:2022/9/27