#4 8月27日放送 「社会全体で風しんを防ごう!」



<働き盛りが一番風しんにかかっている!>

--昨年から今年にかけて、およそ5000人の方が風しんに感染しています。

--その中でも、男性の感染者数は女性のおよそ4倍。
そして男性の感染者の中で30代から40代の割合はおよそ6割となっています。
それはなぜでしょうか?



--砂川先生インタビュー

砂川先生「妊娠初期に風しんにかかりますと、お腹の中の赤ちゃんが先天性風しん症候群という病気にかかるということが知られておりました。まあ、そういうふうなことで 、女性に対しては ですね、定期接種が早い時期から行われてきたわけなんですが、男性についてはこの定期接種の導入というのが遅れたというふうなことがありまして、成人の男性のですね、風しんにかかる方が増えたというような現象が起きてしまいました」



--サクラファインテックジャパン

--今、会社全体で、風しんの予防に取り組む企業があります。

--こちらの医療機器メーカーでは、毎年秋にインフルエンザワクチンに加え、希望する社員には風しんワクチンを社内で同時接種する試みを行っています。



--山本さんインタビュー

山本さん「医療に携わる企業として、自分たちがやはり感染源になってはならない、と思いを強く致しまして、全社員に対して費用負担で集団予防接種ということを取り組み始めました」

--すでに多くの男性社員が、風しんの予防接種を受けています。



--50代男性社員インタビュー

50代男性社員「幼少期に自分が罹患したと思いこんで・・・実際罹患したと思うんですが、血液検査等で確認はしていなかったので、いい機会だったかなと思っています」



<働き盛り世代の男性は、風しんワクチンが無料に>

--ここで、働き盛りの男性のみなさんにお知らせ!
1962年4月2日から1979年4月1日までに生まれた男性は、今、「風しんの抗体検査」や「風しんワクチンの接種」を無料で受けられます。

--1972年4月2日から1979年4月1日までに生まれた男性には、お住まいの市区町村から、クーポン券が郵送されます。
この機会にぜひ、風しんの予防をお願いします!

出演:国立感染症研究所 感染症疫学センター第二室室長 砂川 富正医師
協力:国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室室長 多屋 馨子氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、製作著作:広島テレビ
更新:2019/8/22