半年以上前に更新された記事です。
厚生労働省の2023年2月17日発表の資料によると、2023年第6週(2/6-2/12)のインフルエンザ定点辺りの報告数は、全国で12.91人。前週の12.66人から、微増となりました。
都道府県別にみると、福井で45.03人。大阪28.12人・石川40.08人・福岡24.17人となりました。
沖縄は、30.25人で、依然高いレベルではあるものの、先週の47.18人から大きく減少しています。
九州・近畿は、依然、高いレベル。北陸は大きく伸びています。
学級閉鎖がされるケースなども、引き続き増えています。
お子さんの間での流行にも、引き続き注意が必要です。
感染症の専門医は…
感染症の専門医で大阪府済生会中津病院の安井良則医師は「今季、インフルエンザは3シーズンぶりに、一定程度の流行があったと認められますが、そこまで大きな流行にはなっていません。まだ予断は許しませんが、地域によっては、報告数が減ったところもあります。一方で、これまで、大きな流行の見られていない、関東地方(東京・神奈川・千葉など)は、引き続き注意しなければなりません。また、全国的な流行状況については、大きな流行がみられていない地域の今後の報告数の動向について注視していく必要があります」としています。
取材
大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏