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 帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。水痘(水ぼうそう)に感染したことがある人は、治癒した後も、生涯にわたって体内でウイルスが潜伏感染しています。帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)に感染したことがある人が、加齢やストレスや疲労等による免疫力の低下に伴い、潜伏していたウイルスが再活発化することで発症します。

 「感染症・予防接種ナビ」にも帯状疱疹と診断された方からの経験談が寄せられました。

大阪府 里坊さん(60歳)発症時期:2022年1月

 1月25日 夜中に背中が痒かったので翌朝見ると掻き傷が残っていた。

 それよりも、お腹の左側が所々少し赤くなっている。様子見してたら翌朝27日にチクチクと服が擦れて痛むのでよく見たら赤いポツポツが出て、その痛みがあっちこっちと飛んだりし胃かな?胸の横?いつもと違う・・。

 よく見ると腹から背中向けての側面にも一部出て来ているので、ビックリ。我慢できる痛みだし、治まるかと思いきや、徐々に痛みがヒリヒリピリピリ、急に疼いたり。ネットで調べると帯状疱疹の症状にピッタリ。休み明け31日に皮膚科へ受診すると、見るなり帯状疱疹の診断。

 少し赤黒い部分もあるので治って行くのか、日が数日経っているので効き目が薄いと言われながら5日分の薬と。

 普段薬飲まない私なので弱い目の痛み止めを希望し処方して頂きましたが、この病気の痛みが神経から来る痛みと後でわかり、一言多かったと後悔しました。処方の薬は飲んでもさほど変わらない為、次の再診の7日迄に少しでも水泡も痛みも治まる事を祈りつつ痛み止めも、数を加減しながら飲んでる次第です。

 痛みも気まぐれにやって来ます。我慢出来てますが、痛むときは痛い痛いとそれこそ一人でブツブツ言ってます。

発疹と痛み、水疱(水ぶくれ)が顔や体の片側に出たら、すぐに皮膚科を受診

 感染症専門医で、大阪府済生会中津病院の安井良則医師に、帯状疱疹についてお話を伺いました。

 (安井医師)帯状疱疹が出たら、病院に行くのは早ければ早い方が良いです。どんどん発疹の範囲がひろがり、3ヶ月経っても痛みが残ったりするような後遺症が残ることもあります。帯状疱疹は主に、顔や体の片側に発疹と痛み、水疱が出ます。初めて罹患した場合には、帯状疱疹と分かりにくいため病院へ行くのが遅れる可能性はありますが、チクチクするような痛みが伴う、赤い発疹が複数出ている場合は、早めに受診しましょう。

 帯状疱疹は、抗ウイルス薬での治療となります。経験談の中で主治医の先生もおっしゃっていますが、発症して数日経っている場合、薬の効き目が薄いと考えられます。抗ウイルス薬を早く飲むと、それだけ痛みの程度と痛みの時間が短くなります。帯状疱疹は痛みを我慢すると、治りが悪くなり、いつまでも痛みが続くこともあります。発疹と痛み、水疱が出たら、すぐに皮膚科を受診しましょう。

 成人の方は、帯状疱疹予防として水痘ワクチンを接種できます。特に、帯状疱疹の好発年齢(50歳代)の方は水痘ワクチンの接種を検討してみてください。

取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏