基本的な感染対策を続けましょう 基本的な感染対策を続けましょう
 新型コロナの新規陽性者の年齢別割合(3/2〜3/8)では、10歳未満が最も多く、次いで10代となっています。

 「感染症・予防接種ナビ」に、新型コロナウイルスに感染し発症した16歳の方から、経験談が寄せられました。

埼玉県 ゆさん(16歳)発症時期:2022年1月

 部活後、帰宅途中にふと喉の痛みを感じました。流行中のオミクロン株は喉が焼けるような痛みがすると聞いていたので、その時不安に感じました。

 確かに、喉がヒリヒリするような痛みは感じましたが、私の場合、そこまでひどくなく、ほんの少しだけヒリヒリすると思っており、大丈夫だろうと思いました。

 しかし次の日の朝、頭が痛く関節痛になり、倦怠感もあって微熱も多少ありました。鼻水が出ていたので、コロナ感染ではないだろう、ただの風邪だろうと思いました。

 ずっと微熱が続くのではなく、38.5℃前後になったり、37.0℃以下になったりと不安定な感じでした。咳はあまり出ていなくて、痰が絡んでいたのは発症日から三日間ぐらいだけで、乾いた咳が少し出ていたくらいです。

 いつ感染したのか、誰から貰ったのかなどの感染経路は、今振り返っても全くわかりません。私以外の部活動の子たちは誰一人体調不良になっていなかったので、特にです。

 ただ一つ言えるのは、本当に誰でもかかってしまうんだなということです。身近には陽性者と言える子は少ないし、濃厚接触者もあまり多くないので、孤独でした。消毒、マスクの着用等、感染対策をしっかりとおこなっていたのに、かかってしまう感染症の怖さを感じました。

新型コロナ患者の診察に当たる医師は

 新型コロナ患者の診察に当たる、大阪府済生会中津病院の安井良則医師に、経験談についてのコメントをいただきました。

 (安井医師)新型コロナウイルス感染症はだれでもかかる感染症です。

 特に若い方の場合は、ほとんど熱が出なかったり、無症状の場合も少なくないので、知らない間に周りにうつしてしまっている場合もあると思います。だれから感染したのか分からないという状況も十分ありえます。

 学校や職場などの他人からだけではなく、家族から感染している場合もあるかもしれません。

 オミクロン株の症状としては、喉の痛みを訴える人が圧倒的に多く、この経験談は喉の痛みの程度では典型的な症例といえます。近くに発病者がいないと思っていても、体調が悪い人がいなくても、マスクの着用など基本的な感染対策をしておくことは大切です。

<おことわり>ご紹介する経験談は、あくまでも投稿者個人の症状や意見です。
◇感染症・予防接種ナビでは、みなさまからの感染症経験談を募集しています。
頂いた経験談は、研究目的として感染症の専門機関へ提出させていただく場合がございます。

引用:厚生労働省「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-性別・年代別新規陽性者数(週別)」(3月11日時点)
取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏