風しん理解促進zoomウェビナー 風しん理解促進zoomウェビナー
 2022年2月4日、“風疹ゼロ"プロジェクト実行委員会と厚生労働省は、2(ふう)月4(しん) 日「風しんの日」に、風しん対策啓発イベント「風しん理解促進Zoomウェビナー」を開催しました。

 イベントでは風しんはどんな病気か、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす先天性風しん症候群(CRS)について、専門家による解説がなされました。風しん抗体保有率の低い可能性がある昭和37年度〜昭和53年度生まれの男性に対して、原則無料で風しん抗体検査やワクチン接種ができる、行政の取り組みも紹介されました。

 積極的に風しん対策に取り組む企業の表彰と取組内容についても、紹介されています。

 ゲストには昭和37年度〜昭和53年度生まれの年代の男性として、元サッカー日本代表の武田修宏氏と、同じく元サッカー日本代表の中澤佑二氏を迎え、風しん啓発事業についてプロサッカー協会の取り組みや、感染症専門家の方々とのトークを繰り広げています。

 厚生労働省YouTubeチャンネルでは、こちらのイベントの様子を、2週間限定(2022年3月1日公開)で振り返り視聴が可能となっていますので、ぜひご覧ください。

https://youtu.be/Uf-ioDZqTUs


風しんとは

 風しんは、風しんウイルスの感染によって起こる急性熱性発疹症です。

 潜伏期間は2〜3週間で、発しん、発熱、リンパ節の腫れなどが認められます。感染しても無症状のまま免疫ができる人もいます。子どもでは比較的軽症ですが、2,000人から5,000人に1人くらいの割合で、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあり決して軽視はできない疾患です。特に成人で発症した場合、高熱や発しんが長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。

 風しんは感染力が強く、1人の患者から免疫がない 5〜7人に感染させる可能性があり(インフルエンザでは1〜2人) 、風しんウイルスを含んだ飛まつ(咳やくしゃみ、会話、発語などで飛び散るしぶき)を吸い込むことで感染します。

https://youtu.be/Se7uXtN_Cv8


先天性風しん症候群(CRS)とは

 先天性風しん症候群とは、風しんウイルスの胎児感染によって先天異常を起こす感染症です。免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかると、風しんウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性風しん症候群 (CRS)と総称される障害を引き起こすことがあります。

 先天性風しん症候群(CRS)の3大症状は先天性心疾患、難聴、白内障です。このうち、先天性心疾患と白内障は妊娠初期3ヵ月以内の母親の感染で発生しますが、難聴は初期3ヵ月のみならず、次の3ヵ月の感染でも出現する症状です。しかも、高度難聴であることが多いとされています。3大症状以外の症状には、網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球など多岐にわたっています。

https://youtu.be/3zmZadfNKsE


風しんに対する追加的対策について

 1962年(昭和37年)4月2日〜1979年(昭和54年)4月1日生まれの男性は、これまでに1度も公的な予防接種を受ける機会がありませんでした。そのため自分が風しんにかかり、家族や周囲の人たちに広げてしまうおそれがあります。

 2019年度から「風しんに対する追加的対策」として、自治体から対象となる方に原則無料で、風しんの抗体検査と予防接種を受けていただけるクーポン券が送付されています。この年代の男性の方がこれから抗体検査を受け、必要な予防接種を受けると免疫を持っている人が増え、風しんの流行はなくなると言われています。

引用:厚生労働省(HP): “風疹ゼロ"プロジェクト実行委員会・厚生労働省 風しん対策啓発イベント「風しん理解促進Zoomウェビナー」(2022年2月4日開催)