一旦は減少傾向かと思われたRSウイルス感染症ですが、新潟県や鳥取県などで再び感染者数の増加がみられます。

 国立感染症研究所の報告によると、2021年第34週(8/23〜8/29)では、前の週(8/16〜8/22)より感染者数が増加した地域は、全国で27都道府県に上りました。第29週(7/19〜7/25)以降の報告数は減少傾向にありましたが、報告数の増加がみられたことから、引き続き注意を呼びかけています。

 「感染症・予防接種ナビ」にもRSウイルス感染症の経験談が寄せられています。

 保育園や幼稚園に通うお子さんがいらっしゃるご家庭では、同じ園に通う他の園児からの感染や、歳の近いきょうだいがいる場合、同時期に感染しやすいといった状況がみられるようです。RSウイルスは一度感染していても、じゅうぶんな免疫が得られないため、何度も再感染するおそれがあります。また、3か月以内の乳児は免疫が弱く、感染すると重症化しやすいことから、他のきょうだいが感染した場合には、特に注意が必要です。

 RSウイルス感染症の主な感染経路は、くしゃみなどに含まれるウイルスを吸い込んで感染する「飛沫感染」と、ウイルスが付いた手で鼻や口などに触れて感染する「接触感染」です。普段から石けんをつかい、流水での手洗いの励行や、おもちゃや手すりなどはアルコールや塩素系の消毒剤で、こまめに清掃をおこなうなど、感染予防の対策をしましょう。

北海道 わかばさん 発症時期:2021年8月

 2歳0ヶ月の娘と、2ヶ月の娘がRS感染しました。

 2歳の娘
 14日、ゴロゴロした痰の絡んだ咳が出る。
 15日、朝から発熱し昼に39度。当番病院を受診してアデノかもと言われ、3日分薬をもらって帰宅。
 16日、熱は下がってサラサラの鼻水が出始める。
 17日、夜になりかなり咳が酷くなる。
 18日、病院受診でRSの簡易検査をしてくれて、RS判明。症状を和らげる薬をもらって帰宅。
 この日から五日間程、えづく程の咳と、五分に一回くらいのくしゃみ鼻水がずーっと続きました。
 症状が出てから10日目、ほとんど咳がおさまったので保育園連れて行けました。

 2ヶ月の娘
 18日、この日に上の娘の感染を確認した時点で、下の娘はもう隔離しても遅いので入院の準備をしておいてくださいと言われる。
 20日、少しずつ咳と鼻水、くしゃみが出始める。
 23日、上の娘がRSなのと症状で、検査はしてませんがRS確定。酸素濃度を測り喉を見てもらいましたが、今のところ大丈夫そうなので薬をもらって帰宅。しかし帰ってからずーっとぼーっとし寝てばかり。ミルクも母乳も飲み始めてすぐ寝てしまうような感じ。夜になり38.8まで発熱。小児救急♯8000に連絡したが、おしっこが出ていて母乳もそこそこ飲めているなら大丈夫とのことで様子見。
 24日、朝には解熱。病院で再度酸素濃度測ったが問題なし。発熱があり下がらなければまた受信してくださいと言われ帰宅。相変わらずえづくような咳と鼻水は酷かったけれど、ぐったりはせず元気。
 25日が症状のピークで、31日現在ほぼ症状改善し、入院は免れました。

 RSは夜に悪化することが多く、特に下の娘は2ヶ月だったので少しでもおかしかったら夜間救急へ行きなさいと、小児科からかなり念を押されました。幸い軽く終わりましたが、病院へ向かった方がいいタイミングなども難しいように思うので、その辺りを小児科や救急相談の電話で確認した方がいいと思います。酷くなっているかどうかは正直、お医者さんでも酸素濃度を測って見ないと分からないと言われました。

 私は、ミルクや母乳を二、三回続けて拒否する、ぐったりしていつもと様子が違う、ぜーぜー呼吸がしてきたらすぐ病院に来て、と言われました。

「感染症・予防接種ナビ」では、みなさまからRSウイルス感染症の経験談を募集しています。

引用:厚生労働省「RSウイルス感染症Q&A」
文:感染症ニュース取材班