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 モデルナ社製ワクチンを職域接種した、37歳の女性を取材しました。

 2回目のワクチン接種で、副反応と思われる高熱が出ましたが、「ワクチン休暇」についての理解が職場で浸透しておらず、ストレスを感じながら会社を休んだとのことです。

接種した理由

 ワクチンの接種を決めたのは、父からの勧めがあったからです。それまで、接種するかについて、正直迷っていました。主人や子どもなど家族もいるのですが、家庭内感染なども怖かったですし、父の「打てるようになったら、家族みんなで接種しよう」との言葉に背中を押され、接種を決意しました。

初回接種

 7月17日に1回目の接種を受けました。

 副反応のニュースなどを目にしていたので、恐る恐るの部分もありましたが、腕が痛くなった程度で、特に重い副反応などはありませんでした。

2回目の接種

 2回目の接種は、お盆期間中の8月14日でした。

 初回の接種とは違い、12時間後には38℃超えの発熱。夏場なのに寒気がして、長袖長ズボン、毛布にくるまって、エアコン無しで寝ました。接種した側の腕に痛みもあり、「モデルナ・アーム」と思われる、うっすらとした赤い腫れが広がっていました。

 接種から、5日ほど経った現在、体調は少し回復してきましたが、本調子ではない状態です。「モデルナ・アーム」と思われる腫れについては、痛み・かゆみ・うっすらとした赤身が現在も残っています。

職場は「ワクチン休暇取得可能」も 気になる周囲の目

 接種翌日も倦怠感などが続き、会社はお休みしました。職域接種でしたので、職場の人がほぼ同時に接種することになりましたが、副反応の出方は様々でした。何も無かった人、発熱のあった人、出社したものの倦怠感が続き、業務に集中できない人。出社さえできない人など、色んなケースが身の回りでありました。

 勤務している会社は、ワクチン接種の副反応に備え、特別休暇を用意してくれていましたが、「ズルをして休んでいる」と思われるのではという不安を感じながら過ごすのは、とてもストレスを感じました。職場の人達の理解が必要と感じました。

 現在3度目のブースター接種の話が出ていますが、打ったとしても、いつまで効き目があるのか疑問も感じています。2回目を打ってかなり時間が空いている医療従事者の人たちや、高齢者はどうなるのかも不透明なままです。

 新型コロナウイルス感染症の流行は、いつ落ち着くのでしょうか。もう政府の言葉だけじゃどうしようもできない結果が今ですよね。感染するか、ワクチンを打つかどちらかしか道はないのかと思ってしまいます。

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文:感染症ニュース取材班