RSウイルスの流行状況<br />(2004年〜2021年第24週) RSウイルスの流行状況
(2004年〜2021年第24週)
 引き続き、RSウイルスの感染拡大に警戒してください。

 国立感染症研究所によると、2021年第24週(6/14〜6/20)の定点当たりの患者報告数は、前週に比べ急増しています。

 地域別にみると、患者報告数が最も多いのは福井県で、次いで山口県、山形県です。また、富山県、石川県など北陸地方や愛知県、静岡県などの東海地方でも依然高い水準で推移しています。加えて、東京都や神奈川県を中心に、関東地方でも第21週(5/24〜5/30)頃から増加傾向がみられます。東京都感染症情報センターによると、2021年第25週(6/21〜6/27)の患者報告数は、2003年の統計開始以降、過去最多となっています。

 一方、大阪など、ピークアウトの兆候がみられる地域もあり、流行が西日本から東日本へ移りつつあるようです。特に人口の多い首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)で流行が始まると、全国の感染者数の増加につながります。今後の患者発生動向に注視しながら、感染対策を継続しましょう。

 RSウイルス感染症は、病原体であるRSウイルスに感染することによって発生する呼吸器感染症です。感染すると、発熱や鼻汁などの症状が数日続いた後、咳などの下気道症状が現れることがあります。咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているおもちゃやコップなどを触ったり舐めたりすることで感染します。お子さんの手指衛生はもちろんのこと、周りの大人はマスクを着用してお子さんに接してください。

感染症予防接種ナビでは、みなさまからRSウイルス感染症の経験談を募集しています。

取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長・国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員・安井良則氏

引用:東京都感染症情報センター「RSウイルス感染症の流行状況」