半年以上前に更新された記事です。
RSウイルス感染症の経験談投稿が増えています。
国立感染症研究所が発表している患者報告数によると、2021年第17週(4/26~5/2)と第18週(5/3~5/9)の2週にわたって一時的に減少傾向に転じたように見えます。
しかし、医療機関がGWで休診だった影響も考えられ、引き続き注意が必要です。
地域別の患者報告数の割合では、九州地方が依然多く、北陸地方の石川県や富山県などでは増加しています。
RSウイルス感染症は、0~1歳のお子さんでの重症化割合が多く、発熱や咳などの症状を引き起こします。
手洗いと消毒による手指衛生のほか、マスクを着用して子どもに接するなど、予防を徹底しましょう。
以下、お寄せいただいた経験談です。
姉弟全員が発症 感染力が強くあっという間に拡がります(2歳5ヶ月 愛知県 かれんさん)
5月13日(木) 一時保育から帰ってきてから咳を頻繁にしだす。5月14日(金) 夜中1時半頃「お茶!」と頻繁に起き出し、異変を感じて検温をしたら38.5℃の発熱。朝になり小児科へ受診。解熱していたため、コロナの抗原検査のみ実施、陰性。帰宅後、38.6℃まで上がっており、夜は咳と高熱とでのたうち回るくらい苦しんでいた。元気だが食欲はなし。
5月15日(土) 最高39.4℃まで熱が上がり、解熱剤を使って様子をみる。比較的元気だが、食欲はなし。夜は前夜よりも咳の回数が減り寝れていた。
5月16日(日) 「ガロン、ガロン」といった犬が低い声で吠えているような咳に変わる。鼻水も一気に青っ鼻になる。最高39.6℃まで熱が上がり解熱剤を使う。比較的元気だが、食欲はなし。夜は前夜よりも回数が減る。
5月17日(月) 解熱。咳と鼻水で再受診を悩むも、5ヶ月の弟が咳をしだし一緒に受診。弟がRS検査をして陽性。よって本人もRSだろうと予測診断。かぜ薬、アレルギー薬、貼り薬を処方される。4歳8ヶ月の姉も軽い咳をしだす。母も鼻水と咳が出始める。
5月18日(火) 咳、鼻水があるも解熱はしている。食欲戻る。弟が咳、鼻水、発熱。現在(20日)も続く。
5月19日(水) 姉の咳が夜ひどくなる。
5月20日(木) 姉の咳が酷くなり、保育園の給食時に咳による嘔吐(自己報告)。夕食時も咳により少量嘔吐。少し元気がない。
5月21日(金) 全員、小児科へ受診予定。
あっという間に家族感染します。コロナもあり、病院へ行っても車内待機やコロナ検査で時間がかかり、子どもが多いと待つのも大変です。看病している側としては、ノロでなかったのが幸いです。
長引く高熱に注意 ただの風邪だと思わないでください(2歳6ヶ月 大阪府 たまたまほーむさん)
風邪を良く引く子で、1ヶ月ほどコンコンと咳をしていました。わたしも子供から風邪をもらい風邪ひいたかな?という感覚でいました。GW中にいちど37℃台の熱があり、夜間休日診療へ。そのあと熱も下がったのでGW後に朝37.0℃だったので登園。夕方もう一度病院行ってみようと思い熱を測ったら38.3℃。体温計が悪いかな?と思い気にせず薬もらって帰ったら、そこからずっと38℃から40℃の高熱が一週間続き、これはおかしいと思い、夜間病院へ。重症化はしてないので、解熱剤もらい自宅で様子見てくださいといわれる。もう一度違う病院に行くと、RSウィルスの検査をしていただき、陽性と判明。知らないウィルスだったので、なにそれ!?と思い、原因がわかり、安静にしていました。
その後、家族全員がRSウィルスにかかり38度の熱が出ました。喉が焼けるように痛く、頭痛、吐き気、鼻水、咳、食欲不振。子供はやっと熱が下がり、咳込むのみに。その後夫婦でもがき苦しみ、子供もまた再発で現在38℃の熱が。
私自身は3日ほど38℃の熱が続き、いまは解熱してますが、頭痛と喉が焼けるようにまだ痛いです。ただの風邪と侮ってはいけない大変苦しいウィルスです。みなさんも気をつけてください。
肺炎を起こしたケースです(3歳9ヶ月 北海道 たろさん)
下痢から始まり37.5℃の熱。小児科受診しウイルス性と診断。38.0℃になり嘔吐。自宅に帰ると熱が36.8℃まで下がる。次の日、また次の日も36.8℃程度の軽い風邪症状。
3日目38.5℃の熱、嘔吐。小児科で貰っていた薬と座薬でゴールデンウィークをしのいだ。
相変わらず熱は下がらず40.1℃まであがる。座薬が効かない。
総合病院小児科で検査。RSウイルスと診断。肺炎をおこしている。点滴をしてもらい一時的に元気になる。
翌日また39.4℃。座薬投入36.8℃現在落ち着いている。
咳はあるが食事も少し取れるようになった。
長い熱…RS恐ろしい。家族も風邪ひき中。
感染症予防接種ナビでは、みなさまからの感染症経験談を募集しています。