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コロナ禍で迎えるゴールデンウイークを、みなさんはどのように過ごしますか。医療がひっ迫することで、私たちにどのような影響があるのか、大阪府済生会中津病院の安井良則医師に伺いました。
医療がひっ迫することで考えられる影響
・相当呼吸状態が悪くならないと入院できない。血中酸素濃度による入院の基準が、第3波時では93%未満だったが、現在では90%未満にならないと入院できない。高熱であっても入院できない。・救急車を呼んでも来ない。呼んでも24時間以上来ないこともある。
・コロナ以外の緊急を要する疾患(心筋梗塞・脳梗塞等)でも救急車が来ない。緊急手術を受けられない。
・自宅療養中に自宅で亡くなるケースも増える。
これらは、大阪の医療現場で実際に起こっていることも含まれています。
「変異株」の脅威 私たちの命を守るためにできること
新型コロナウイルスは私たちの生活を一変させてしまいました。更に「変異株」という新たな脅威は、今後、全国的に拡がる思われます。みなさんが暮らす街の医療がひっ迫することで、新型コロナウイルス以外にも、病気やケガをした人がすぐに治療を受けられず、命が守られなくなる恐れがあるのです。
自分や大切な人の命を守るために、一人ひとりが自分事として捉え、全力で感染を抑えなければ、この状況は変わらないと思います。今みなさんに出来ることは、出来る限り外出を控え、これまで以上に手指の衛生やマスクの着用を徹底することです。
感染症予防接種ナビでは、新型コロナウイルスに感染した方や新型コロナワクチンを接種した方からの経験談を募集しています。
また、新型コロナウイルスをはじめとする感染症についての疑問やお悩みに、感染症の専門家がお答えします。
「お問い合わせフォーム」よりお寄せ頂いた疑問やお悩みについて、専門家の見解を「感染症ニュース」として公開させていただく予定です。
なお、お寄せ頂いた疑問やお悩みに全てお答えできるわけではありません。予めご了承ください。
取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
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取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏