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 関西をはじめとした大都市や寒冷地の北海道など、全国で患者報告数が急増しています。社会経済活動の活発化に加えて、コロナウイルスが流行しやすい冬季を迎えます。この2つの要因で、過去に経験したことのない大きな流行の可能性があります。

各国の状況

 WHOの発表によると、2020年11月17日現在、世界の患者数は約5,477万人、死亡者数は約132万人を数えています。

日本国内の状況

 厚生労働省によると11月17日現在、日本国内での新型コロナウイルス感染症の感染者は119,326例、入院治療等を要する者は12,698名でうち重症者は272名、退院又は療養解除となった者は104,637名、亡くなったのは1,903名となっています。また144名が確認中とされています。都道府県別の数字は、こちらで確認できます。

感染を拡めないために

 まず、感染しやすい場所の特徴を理解しましょう。専門家会議によると、これまで集団感染が確認された場所に共通するのは、

 (1)換気の悪い密閉空間

 (2)多くの人が密集していた

 (3)近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた

 という3つの条件(3つの密)が同時に重なった場所です。こうした場所ではより多くの人が感染していたと考えられます。これらの3つの条件が同時に揃う場所や場面をできるだけ予測し、避ける行動をとりましょう。また、これら3つの条件がすべて重ならないまでも、1つまたは2つの条件があれば、なにかのきっかけで3つの条件が揃うことがあります。3つの条件ができるだけ同時に重ならないようにすることが対策となります。

感染リスクが高まる5つの場面

 10月23日、新型コロナウイルス感染症対策分科会より感染リスクが高まる「5つの場面」として

 【場面1】飲酒を伴う懇親会等
 【場面2】大人数や長時間におよぶ飲食
 【場面3】マスクなしでの会話
 【場面4】狭い空間での共同生活
 【場面5】居場所の切り替わり

が提言されました。

 また、「飲酒の場面も含め、全ての場面でこれからも引き続き守ってほしいこと」として

 ・基本はマスク着用や三密回避。室内では換気を良くして。
 ・集まりは、少人数・短時間にして。
 ・大声を出さず会話はできるだけ静かに。
 ・共用施設の清掃・消毒、手洗い・アルコール消毒の徹底を。

が挙げられています。

 「感染リスクが高まる5つの場面」がみなさまの生活の中に潜んでいないか、ぜひご覧になってください。(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/teigen_12_1.pdf)

 最後に、感染者を必要以上に非難・批判したり、差別的に扱うことは、感染状況の調査に悪影響を与えるだけでなく、社会的な息苦しさや不必要な不安を生み出すことになりるため、やめましょう。

■参考リンク:厚生労働省新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)

■参考リンク:厚生労働省新型コロナウイルス感染症について

■参考リンク:内閣官房新型コロナウイルス感染症対策業種ごとの感染拡大予防ガイドライン一覧

■参考リンク:厚生労働省新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安

■参考リンク:厚生労働省新しい生活様式の実践例

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏