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予防のため早めの接種を 予防のため早めの接種を
 日本でのインフルエンザの流行は、例年11月下旬から12月上旬にかけて始まります。インフルエンザの予防には予防接種を受けることが有効です。感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発病を一定程度予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。予防接種を受けてから抗体ができるまで約2週間かかり、効果は5か月間持続しますので、流行期に入る前に早めに接種することが大切です。

患者数の動向

 IDWRの速報データによると
 2020/10/12~10/18(第42週)は、定点把握疾患(週報告)が20件(0)
 2020/10/19~10/25(第43週)は、定点把握疾患(週報告)が30件(0.01)
 2020/10/26~11/1(第44週)は、定点把握疾患(週報告)が32件(0.01)

地域別情報

 2020/10/26~11/1(第44週)の速報データによる、定点当たり報告数が最も多い順

 滋賀県(0.07)
 長崎県(0.06)
 沖縄県(0.05)
 ( )内の数字は定点当り報告数です。


症状

 インフルエンザは、1~4日間の潜伏期間を経て、突然に発熱(38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが出現し、鼻水・咳などの呼吸器症状がこれに続きます。通常は1週間前後の経過で軽快するが、いわゆる「かぜ」と比べて全身症状が強いのが特徴です。

感染経路

 主な感染経路は、くしゃみ、咳、会話等で口から発する飛沫感染であり、他に接触感染もあるといわれています。

予防

 インフルエンザを予防する有効な方法としては、以下が挙げられています。

 1) 流行前のワクチン接種
 2) 外出後の手洗い等
 3) 適度な湿度の保持
 4) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
 5) 人混みや繁華街への外出を控える

 これらは、インフルエンザに限らず、新型コロナウイルス感染症を始めとする飛沫や接触感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。

▼インフルエンザについて詳しく見る

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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏