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薬局サーベイランスによると、2019/3/11~3/17(2019年第11週)のインフルエンザの推定患者数は約10万6千人と、前週の値(約15万人)よりも減少し、7週間連続しての減少となりました。また、週明けの3月18日の推定患者数は約2万2千人と前週の値(約2万7千人)を下回っており、インフルエンザの患者数は更に減少していくものと予想されます。
都道府県別情報
各都道府県別の第11週の人口1万人当たりの1週間の推定受診者数をみると秋田県、福井県、北海道、青森県、山形県の順となっていて、43都道府県で前週よりも減少がみられました。年齢群別情報
2018/9/3~9/9(2018年第36週)から2019/3/11~3/17(2019年第11週)までの累積の推定患者数は11,730,282であり、2018年10月1日現在の人口統計を元にした累積罹患率は9.26%でした。年齢群別での累積罹患率は5~9歳(31.00%)、10~14歳(22.75%)、0~4歳(22.06%)、15~19歳(11.99%)、30~39歳(9.76%)、20~29歳(9.08%)、40~49歳(8.55%)、50~59歳(6.96%)の順となっていますウイルスの型
国立感染症研究所感染症疫学センターの病原微生物情報によると、今シーズンこれまでのインフルエンザ患者由来検体から検出されたインフルエンザウイルス(4,717検体解析)の検出割合は、A/H3(A香港)亜型52.5%、A/H1pdm が46.0%、B型1.5%となっています。今シーズンはこれまでのところAH3亜型とA/H1pdmの2種類のA型ウイルスによる混合流行となっています3/11~3/17(2019年第11週)のインフルエンザの推定患者数は約10万6千人と7週連続して減少がみられました。今後学校等が春季休暇に入ることによって、インフルエンザの患者数は更に減少していくものと予想されます。
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏