図. 20161-17シーズン(2017年は第3週まで)のインフルエンザ各年齢群別の累積罹患率推定値<br />監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏 図. 20161-17シーズン(2017年は第3週まで)のインフルエンザ各年齢群別の累積罹患率推定値
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
 2017年第3週(1月16日~22日)のインフルエンザ推定受診患者数は前週よりも40万人近く増加し、今シーズン初めて100万人を超えました。

 1月下旬以降は更に患者数が増加し、おそらく流行のピークにさしかかりつつあるものと予想されます。インフルエンザの患者発生の推移には十分な注意が必要です。

主な感染経路

 くしゃみ、咳、会話等で口から発する飛沫による飛沫感染が主な感染経路です。他に接触感染もあるといわれています。

症状

 インフルエンザは、1~4日間の潜伏期間を経て、突然に発熱(38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが出現し、鼻水・咳などの呼吸器症状がこれに続きます。通常は1週間前後の経過で軽快するが、いわゆる「かぜ」と比べて全身症状が強いのが特徴です。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2017/1/27