流行のようす
薬局サーベイランスによると、2016年第46週(11月14日~20日)の推定患者数は55,326人です。第33週以降14週間連続して増加が続いていることに加えて、第45週(11月7日~13日)の推定値(31,087人)を大きく上回りました。休日明けの第47週の月曜日(11月21日)の推定患者数は16,282人と第46週の月曜日の値(9,792人)を大幅に上回っており、今週は更に患者数が増加してくるものと思われます。都道府県別情報
人口1万人当たりの1週間の推定受診者数は、沖縄県、福井県、栃木県、北海道、新潟県、茨城県、岩手県、東京都の順となっています。中部から東側に流行の大きな地域が目立ちます。年齢別情報
今シーズン累積の推定患者数は112,296人で、年齢群別では40~49歳(13.9%)、30~39歳(12.5%)、10~14歳(12.4%)、20~29歳(11.2%)、5~9歳(11.1%)の順となっており、前週に引き続いて40代、30代が多数を占めていますが、小児の割合が高くなりつつあります。
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2016/11/22
更新:2016/11/22