地域別情報
2016年3/21~3/27の速報データによると、定点当たり報告数が最も多いのは山形県、次いで宮崎県、石川県、沖縄県、佐賀県、北海道となっています。症状
2~3週間の潜伏期(平均18日前後)の後、両方またはどちらかの耳下腺が腫れます。主な症状は唾液腺(耳の下にある耳下腺のほか、舌の下にある舌下腺、顎の下にある顎下腺)の腫れ、圧迫した際の痛み、物を飲み込む際の痛みや発熱で、通常48時間以内に症状のピークがあり、1~2週間で症状が軽くなります。
合併症としては発症者の約10%に髄膜炎がみられます。また、数100例に1例程度ですが、難聴を合併する場合もあります。
予防
おたふくかぜを効果的に予防するには、ワクチン接種が唯一の方法になります。接種後は概ね90%前後が有効なレベルの抗体価を得るといわれています。おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)について詳しく見る▼
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2016/4/8
更新:2016/4/8