図.溶連菌感染症の流行曲線 2004年〜2015年第49週(11/30〜12/6)現在まで<br>監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏 図.溶連菌感染症の流行曲線 2004年〜2015年第49週(11/30〜12/6)現在まで
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
 第48週(11/23〜11/29)には一旦報告数が減少したものの、第49週(11/30〜12/6)はまた報告数が大きく増加し、過去11年間の同時期と比較して最多となっています。今年はかなり大きな流行となっており、引き続き注意が必要です。

地域別情報

 2015年第49週の速報データによると、定点当たり報告数が最も多いのは山形県、次いで鳥取県、岩手県、北海道、静岡県となっています。

症状

 潜伏期間は2〜5日で、突然の発熱と全身倦怠感、咽頭痛によって発症し、しばしばおう吐を伴います。更には特徴的な苺(イチゴ)舌(舌の乳頭が腫れてイチゴのような赤い色になった状態)が認められる場合があります。発熱開始後12〜24時間すると点状紅斑や日焼けのような発疹が出現して猩紅熱(しょうこうねつ)と呼ばれる病状が現れることがあります。針の頭くらいの小さな発疹により皮膚が紙ヤスリのような手触りになるのが特徴的です。この場合、通常顔面には発疹はなく、額と頬が紅潮し、口の周りのみあおじろくみえる(口囲蒼白)といわれています。

予防

 感染者との密接な接触を避けること、流行時にうがいや手指の消毒を励行することなどがあります。

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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2015/12/16