図.RSウイルス感染症の報告人数(全国)2014年第14週(4月第1週)〜2015年第46週(11/9〜11/15) 図.RSウイルス感染症の報告人数(全国)2014年第14週(4月第1週)〜2015年第46週(11/9〜11/15)
 RSウイルス感染症の報告数は再び急増し、過去10年の同時期と比較して最多となりました。12月は過去最高の流行となった昨年をも上回る報告数となる可能性が高く、今年は特に厳重な注意が必要です。

 生後1か月以内でもかかってしまう可能性がある感染症ですので、乳幼児を育児中の方や接する機会のある方は、十分に注意してください。

RSウイルス感染症について

 RSウイルス感染症は、病原体であるRSウイルスが伝播することによって発生する呼吸器感染症です。年齢を問わず、生涯にわたり顕性感染を繰り返し、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の小児がRSウイルスの初感染を受けるとされています。

 乳幼児期においては非常に重要な疾患であり、特に生後数週間〜数か月間の時期においては母体からの移行抗体が存在するにもかかわらず、下気道の炎症を中心とした重篤な症状を引き起こします。

速やかにかかりつけ医へ行く症状

 息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる。咳で何回も夜中に起きる。熱が下がっても症状が改善されない。咳込んで嘔吐してしまう。

 生後1か月未満でも感染する可能性があり、無呼吸の原因になることがある。
※悪化するときには、発熱はあまり関係ありません。

地域別情報

 2015年第46週(11/9〜11/15)の速報データによると、報告数が最も多いのは大阪府、次いで北海道、東京都、愛知県、埼玉県となっています。

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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2015/11/27