図.RSウイルス感染症の流行曲線 2004〜2015年第39週(9月21日〜9月27日)現在まで監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏 図.RSウイルス感染症の流行曲線 2004〜2015年第39週(9月21日〜9月27日)現在まで監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
RSウイルス感染症は全国的に流行が継続中です。第39週(9月21日〜27日)はシルバーウィークが影響し、報告数が一旦減少しました。しかし、今後は再び増加してくるものと予想されます。12月までは厳重な注意の継続が必要です。

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は、病原体であるRSウイルスが伝播することによって発生する呼吸器感染症です。年齢を問わず、生涯にわたり顕性感染を繰り返し、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の小児がRSウイルスの初感染を受けるとされています。

乳幼児期においては非常に重要な疾患であり、特に生後数週間〜数か月間の時期においては母体からの移行抗体が存在するにもかかわらず、下気道の炎症を中心とした重篤な症状を引き起こします。

感染経路

飛沫感染と接触感染です。飛沫感染対策としてのマスク着用や咳エチケット、接触感染対策としての手指衛生(手洗い等)といった基本的な対策を徹底することが求められます。

感染力が強く、また生涯にわたって何度も顕性感染を繰り返すといわれています。年長者の再感染例等では典型的な症状があらわれず、RSウイルス感染と気付かれない軽症例も多数存在することから、家族間の感染や乳幼児の集団生活施設等での流行を効果的に抑制することは困難である場合が多いです。

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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2015/10/8