薬局サーベイランスによるインフルエンザ全国の推定患者数 薬局サーベイランスによるインフルエンザ全国の推定患者数

流行のようす

 薬局サーベイランスによると、2015年第13週(3/23〜3/29)の推定患者数は、82,010人となり、第5週(1/26〜2/1)以降9週連続して減少が続いています。

都道府県別情報

 各都道府県のインフルエンザの流行の指標である第12週の人口1万人当たりの1週間の推定受診者数は、福井県、富山県、山梨県、鳥取県、大分県、山形県、高知県の順となっています。多くの都道府県では前週よりも減少がみられていますが、山梨県のみは急増しています。

今週の予想

 第14週に入った休日明けの3月30日(月)の推定患者数は19,107人と、第13週の月曜日の推定値(約22,000人)よりも減少しており、全国の殆どの学校が春季休暇中である第14週も更に減少が継続するものと予想されます。

ウイルスの型

 国立感染症研究所によると、これまでのインフルエンザ患者由来検体から検出されたインフルエンザウイルスは大半がA/H3(A香港)亜型ですが、第11週(3/9〜3/15)以降はB型の検出数の方が多くなってきています。

今シーズンインフルエンザの流行

 2015年の第2〜4週と大きな流行状態が続いた後、第5〜13週の推定患者数は継続的に減少してきました。今後インフルエンザの流行は、第14週、第15週と更に減少した後、学校の春季休暇明けに一旦は増加する可能性はありますが、5月のゴールデンウィーク頃に更に減少し、例年と同様であればその後はほぼ収束状態となると予想されます。

 なお、2014年9月1日以降の今シーズンのインフルエンザの累積の推定患者数は2015年3月30日までで約923万人となっています。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2015/3/31