【動画】知ってアクション!感染症の予防
乳幼児の予防接種を上手に乗り切ろう!!
~Episode-10 教えて多屋先生 パート2~
2018年11月29日更新

Episode-10 教えて多屋先生 パート2



国立感染症研究所多屋馨子(たや・けいこ)先生インタビュー
 
(アニメ)

ママ(陽菜ちゃんを抱きながら)

「1歳になってからの定期接種もあるけど、寒くなったら、インフルエンザの予防接種もしないとね。」

パパ  「陽菜ちゃんも注射がたくさんあって大変だな。」

ママ  「感染症にかからないためだもの、でも、インフルエンザって、定期接種じゃなくて、任意接種なのよね。」

パパ  「任意ってことは、受けても受けなくてもいいってことだろ?」

ママ  「でも、インフルエンザの予防接種は受けないとダメなのよ、かかったり、みんなにうつったら大変。」

パパ  「・・・定期接種と任意接種って何が違うんだろう?」
 
(突然あらわれるワクチンくん)

ワクチンくん「そんな時は、多屋先生に聞いてみるといいよ!」

パパママ「そうだ、教えて多屋先生!!」
 
NA 定期接種と任意接種とはどうちがうのですか?
 
多屋先生「はい、定期接種というのは、予防接種法という法律に基づいて受けるワクチンのことを言います。子供たちが受けるワクチンは、定期接種の中でもA類疾病と言いまして、国が積極的に勧奨していること、そしてまた受ける側の人にとっては、受けるように務める義務があるワクチンなんですね。これらに含まれていないものが、任意接種と呼ばれているものですね。任意接種の中にも、子供たちにとって大切なワクチンがたくさんありますので、掛かる前に予防しておくということは、とても大切なことだと思います。」
 
NA 予防接種の費用はどのくらいですか
 
多屋先生「定期接種(A類疾病)の子供たちが受けるワクチンは、ほとんどの市区町村で全額公費助成、受ける側の方にとっては、無料で受けることができると思います。一方任意接種のワクチンは基本的には全額自費となります。ただし市区町村によっては、任意接種のワクチンに対して、費用助成をしている所もありますので、お住いの市区町村にお問い合わせをされるとよろしいかと思います。」
 
NA 予防接種を受けるときに注意することはありますか?
 
多屋先生「予防接種は、基本的には体調が良いときに受ける・・というのが原則だと思います。接種をする前には、接種医の先生の診察があります。また問診票がありますので、そこに正しく丁寧に記載をして、それを見ていただいて、接種が受けられるかどうか、判断していただきたいと思います。、また接種を受けたあと30分ぐらいは、何か急なアレルギー反応ですとかが起こったときにすぐ対応して頂けるよう、30分ぐらいは接種医の先生の近くにいらっしゃることをおすすめしたいと思います。」

出演:福岡歯科大学医科歯科総合病院予防接種センターセンター長 岡田 賢司氏
協力:国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室長 多屋 馨子氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、製作著作:広島テレビ
更新:2018/11/18

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