​ ​ 【新型コロナワクチン経験談】2回目の接種後に悪寒などの副反応 「それでも接種してよかった」
【新型コロナワクチン経験談】2回目の接種後に悪寒などの副反応 「それでも接種してよかった」
2021年6月28日更新
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 先日、2回のファイザー社製ワクチンの接種を終えた、山口県に住む64歳の女性に話を聞きました。1回目は5月31日、2回目は6月21日に、かかりつけの病院で接種を受けています。

1回目接種後 筋が突っ張ったような違和感

 ワクチンを打った瞬間はチクッとした注射針が刺さった感触だけで、個人的にはインフルエンザワクチンに比べて痛みの程度は軽く感じました。接種から数時間経って、接種部位が熱を持って固くなり始め、肩から指先にかけて筋が突っ張ったような違和感が1週間程続きました。また、鎮痛剤を飲む程ではありませんが、こめかみがギューっと押さえられるような頭痛を感じました。しかし、ワクチン接種から丸1日経過した時には頭痛は治まっていました。

2回目接種後 翌朝から寒気や頭痛など体調に異変

 1回目に比べ、ワクチンを打った時の痛みはなく、いつ打ったのか分からない程何も感じませんでした。接種した部位の腫れや痛みもなく、接種直後の体調は1回目の時よりも良好でした。

 しかし、接種から約半日経過した翌日の早朝、急に強い寒気と熱っぽさを感じて目が覚めました。加えて体中の関節痛と頭痛も酷くなり始め、まるでインフルエンザのようなつらい症状です。その日は額に熱冷却シートを貼って1日中休まざるを得ませんでした。また接種した腕も1回目以上に筋肉痛を強く感じて、肩より上に上がりません。発熱については37℃台とそれ程高くはありませんでした。しかし、普段の平熱が35℃台の私にとっては、とてもつらく、朝・昼・晩の食後に、処方されていた解熱鎮痛剤を服用しました。

 結局、接種から2日目の朝まで、若干の頭痛と倦怠感がありましたが、接種翌日に比べ症状はかなり軽くなっていました。なお、腕の筋肉痛は夜まで続きました。

 私の場合、特に、寒気と倦怠感が強く「大丈夫かな」と不安な気持ちで過ごしていましたが、接種から概ね2日で症状は治まりました。

2回の接種を終えて

 報道などでワクチンの副反応について取り上げられているのを見て、接種することに少しためらいもありました。それでも接種することにしたのは、自分が感染して家族などにうつすリスクを減らしたかったからです。ワクチンを接種したことで、これからは少しだけ元の自由な生活に近づけるだろうし、長い間会えていない高齢の母や親戚にも安心して会うことができると思います。

 確かに副反応はありましたが、振り返ってみると、事前に知っていた程度の症状と期間でしたし、やはりワクチンを接種してよかったと思っています。

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文:感染症ニュース取材班

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