傷の手当て

 東京・北区にある東京北医療センター。

 傷の手当に詳しい、外科医の宮崎先生に伺いました。

宮崎先生
「表面の擦り傷ですとかいう場合はですね、とにかく傷をよく洗っていただく。
水道の水で全然構いません。とにかくよく洗うことが大事です。

 ばい菌というのは、消毒薬である程度殺菌するんですけれど、ゼロにはならずにそこに残っている場合がけっこうあって、それがしばらくすると感染の理由になったりするんですね。なので、洗い流すということはどういうことかというと、細菌の濃度をかぎりなくゼロにする。少なくなると感染もしなくなるんですね。

 で、消毒しないのはもう一つ理由があってそのあと傷を治すような液体が出て来て、削れた表皮を再生しようとするんですけれど、その細胞を消毒薬で殺してしまうんですね。なので、その液体をなるべく大事にするということが、最近のキズの治療です。ですからそういう理由で消毒はほとんどしないですね。」




医療監修:国立病院機構三重病院 臨床研究部長 谷口清州氏
協力:国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室長 多屋 馨子氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、制作著作:広島テレビ
更新:2017/7/16