結核

 結核は、結核菌に感染することによって起こる感染症です。

 初期の症状はかぜに似ていますが、咳や痰、微熱などの症状が長く続くのが特徴です。また、体重が減る、食欲がなくなる、寝汗をかくなどの症状もあります。


 そして、ひどくなると、血の混じった痰などが出始め、血を吐いたり、呼吸困難に陥って、死に至ることもあります。

 また、結核菌は主に肺の内部で増えますが、肺以外の臓器が侵されることもあり、腸管、腎臓、リンパ節、骨、脳など体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。


 結核の主な感染経路は、飛沫感染と空気感染です。感染しても、すぐに発症するとは限りません。数か月から数年、あるいはそれ以上経って発症する場合もあります。

 予防には、BCGワクチンが有効です。BCGワクチンは定期接種で、標準的には生後5か月から8か月の間に1回接種します。


 副反応については、1%以下の割合で接種した場所に潰瘍やリンパ節の腫れがみられます。

 結核の治療には、抗結核薬が有効です。同じ薬を飲み続けていると、結核菌に耐性がつき、薬が効かなくなる恐れがあります。基本的に3から4種類の薬剤がおよそ6か月間処方されますが、医師の指示に必ず従って、飲み続けることが大切です。


 結核の治療費用については、感染症法による公費負担制度がありますので、医療費が心配な方でも、治療が受けられます。詳しくは各自治体などにお問い合わせください。


医療監修:川崎医科大学 小児科学教授 中野貴司氏
協力:国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室長 多屋 馨子氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、制作著作:広島テレビ
更新:2016/2/5