水ぼうそう

 水ぼうそうは、水痘帯状疱疹ウイルスを病原体とする感染症です。

 感染すると、2週間から3週間の潜伏期間の後に、直径3ミリから5ミリ程度の盛り上がる赤い発疹が全身に出ます。この発疹が、水ぼうそう特有の水ぶくれ(= 水疱)になります。

 また38度程度の発熱があります。


 発症すると、数日に渡り次々と新しい発疹が出て、すべての発疹がかさぶたになるまで1週間程度かかります。

 水ぼうそうは、発症者の咳やくしゃみなどに含まれるウイルスによる「飛沫感染」や、水疱や粘膜の排出物に触れることによる、「接触感染」、そして感染力が非常に強く「空気感染」することもあります


 治療には、抗ウイルス薬が使用され、発疹や水疱の発生、発熱の持続期間が少なくなります。


国立感染症研究所 神谷元先生
「おととし(2014年)の10月から水ぼうそうワクチンが定期接種になったことから、水ぼうそうの発症者は激減しています。

 これは、定期接種を受けたことによって、免疫を持つ人が増え、発症者が減ったと考えられます。ただし、発症者が減ったことにより、水ぼうそうに感染する機会が減ることから、免疫は持っていないけれども、水ぼうそうに感染していない人が増えることが予想されます。

 水ぼうそうが完全にこの世の中からなくなったわけではありませんから、免疫を持っていなければ、この先水ぼうそうにかかってしまう可能性は否定できません


 患者さんが減っている今こそ、水ぼうそうの免疫を持つ = つまり予防のために水ぼうそうワクチンを接種することが重要となってきます」


医療監修:川崎医科大学 小児科学教授 中野貴司氏
協力:国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室長 多屋 馨子氏
協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、制作著作:広島テレビ
更新:2016/7/17