ジフテリアとは

ジフテリアはジフテリア菌の感染によって生じる上気道粘膜疾患ですが、眼臉結膜・中耳・陰部・皮膚などがおかされることもあります。感染、増殖した菌から産生された毒素により昏睡や心筋炎などの全身症状が起こると死亡する危険が高くなりますが、致命率は平均5~10%とされています。現在日本ではトキソイドワクチンの接種により患者は激減し、年間数例が散発的に報告されるだけとなりましたが、1990年代前半からの旧ソビエト連邦での大流行は、欧州各地を巻き込んだ国際的な問題となりました。ジフテリアは国際的に予防対策が必要かつ可能な疾患として扱われ、WHOではExpanded Program on Immunization(EPI:拡大予防接種事業)の対象疾患の1つとしてワクチン接種を奨励しています。

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